夏場のお弁当は「食中毒」に要注意! 傷みにくいおかずの作り方と詰めるときのポイント

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週間天気予報を見ていると、まだ5月半ばだというのに最高気温が25℃以上の地域が全国的に多く、30℃以上の真夏日となる予想も出ていて、まだ5月だからと油断せず、暑さ対策が必要となりそうな今年の初夏。そんな気温の高い時期、熱中症以外にも食中毒のリスクも高まります。特に、作ってからすぐに食べず、持ち運びするお弁当は、腐らないよう十分注意しなければいけません。

そこで前回に引き続き、今回も夏場のお弁当づくりで気をつけたいポイントとともに、傷みにくいお弁当おかずを紹介します。教えてくれたのは、簡単&栄養満点なおうちごはんを提案しているおうち料理研究家・料理ブロガーのちゃんちーさん(Instagram@chan.chan_chii)。抗菌効果に期待できる食材を活用した一品です。ぜひ参考にしてみてください。

暑い日のお弁当に心強い存在の食材たち

前回の記事では「食材の扱い方」を中心に、夏場のお弁当の食中毒対策についてお伝えしましたが、今回は昔から“抗菌効果が期待できる”と使われてきた食材を上手に取り入れる工夫をご紹介したいと思います。

前回も少し触れましたが、梅やお酢、スパイス、香味野菜などは、昔の人の知恵として食材の保存性を高めるためにも使われてきました。もちろん、これを入れれば絶対に安心!というわけではありませんが、取り入れることで暑い季節のお弁当をより安心して楽しむ工夫のひとつになります。

例えば我が家では、暑い時期になるとご飯を炊く際に少量のお酢を加えることがあります。お米2合に対して小さじ1程度を入れますが、炊き上がりに酸味はほとんど気になりません。お酢には抗菌作用があると言われ、食材を傷みにくくする対策となります。

また、カレー粉やこしょう、しょうが、大葉、わさびなどのスパイスや香味野菜も、暑い日のお弁当には心強い存在。特にカレー粉は香りが食欲をそそるだけでなく、おかずの味がぼやけにくく、暑さで食欲が落ちやすい時期にもぴったりです。

そこで今回は、そんな「お酢」と「スパイス」を使った簡単でボリュームのあるお弁当おかずをご紹介します。しっかり味でご飯が進むのでお弁当だけではなく、普段のおかずにももちろんどうぞ。

メインとなる食材は、鶏むね肉。家計の味方でもあり、よく活用する方も多いのではないでしょうか。お酢を加えることでお肉がやわらかく仕上がり、カレー粉の香りで冷めても美味しく、満足感のある味わいに。暑さで食欲が落ちやすい時期こそ、“香り”もお弁当作りの強い味方になってくれると感じています。

しっかり加熱したあとに水分を飛ばして仕上げるため、お弁当にも取り入れやすい一品です。鶏むね肉は高たんぱく・低脂質な食材のため、ダイエットにも最適ですし、部活やスポーツを頑張る子どもたちにもおすすめです。

我が家では、前日の夜に下味までつけておいたり、夕食と一緒に多めに作ってお弁当用に取り分けておくこともあります。

ただ、暑くなる季節は「作って終わり」ではなく、その後の扱い方もとても大切。作り置きする場合は、加熱後できるだけ早く粗熱を取り、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫へ。

お弁当に詰める際も、温かいまま入れるのではなく、しっかり冷ましてから詰めることで菌の増殖を防ぎやすくなります。基本的なことではありますが、これは重要なポイントです。

その他にもお弁当の蓋にお酢をシュッとスプレーしたり、お酢をかけたキッチンペーパーで拭くなどしても効果的です。夏場のお弁当づくりの参考になると嬉しいです。

鶏むね肉のカレー酢照り焼きの作り方

〈材料〉2〜3人分

・鶏むね肉 1枚

・片栗粉 適量

・油 大さじ1

〈タレ〉

・酢 大さじ1

・醤油 大さじ1

・はちみつ 大さじ1

カレー粉 小さじ1/2

〈作り方〉

【下準備】タレを混ぜ合わせておく。

【1】鶏むね肉を一口大のそぎ切りにし片栗粉をまぶす。

【2】フライパンに油を加えて熱し中火で焼く。

【3】火が通ったらタレを加える。

【4】水分を飛ばしながらタレを絡めて照りが出てきたら完成。

夏場のお弁当作り「食中毒の予防」で意識したい3つのことと「傷みにくいおかず」レシピ