8日、中国で開催されたフィギュアスケート・GPシリーズ第3戦では、日本の羽生結弦が公式6分間練習で地元選手のエンカンと激突、ぶつかった衝撃で頭部や顎から出血する事態に。それでも五輪王者は演技を強行し、何度も転倒するも気迫でやり切り合計237.55点で2位に入った。

すると同日放送、TBS「S1」では現地で取材を行う同局ディレクター・池田圭氏が演技を終えた羽生の様子を伝えている。同氏のレポートは下記の通りだ。

●現在の様子
「先ほどチームの方から説明がありまして、それによると演技を終えた羽生選手は会場内のメディカルルームで応急処置をしたとのこと。一番出血の酷かった顎を7針縫って右のこめかみの横あたり、こちらはそんなに傷は深くなかったということでホッチキスでとめたという程度で車椅子に乗って。救急車も用意されていたが、それには乗らずにホテルに戻った」

●衝突した時に左足を負傷したか、もしくは腰痛が再発したのかなと見えたが?
「あまりにも衝突のスピードが速かったために実際どこをぶつけてどのように痛いのか本人も分からない状態でして、ただ左足はものすごく気にしていたということです」

●今後について
「通常であれば選手が出場する記者会見にコーチのブライアンオーサー氏が登場して頂き、明日エキシビジョンが予定されているのですが、それをキャンセルして明日日本に帰って精密検査を行う」