インタビュー:遊助「僕というジャンルでいいと思う」
――今回のミュージックビデオでこだわった所は?
遊助:もうカット割りから編集から、見られる表現の仕方というか。作品としてリズムを崩さないようにとか、観ている人の気持ちの持っていき方とか。――ミュージックビデオで着られている衣装やジャケットもご自身で?
遊助:もう全部!文字のデカさも、フォントが何体だろうが、全部。――割と性格的には、几帳面なタイプですか?
遊助:自分の名前でやるんだったら、勝手にやられるのは嫌だから。――自分のファッションで好きな傾向を実感することはありますか?
遊助:やっぱり、ゆったりしたのが好きだし、内容は騒がしくないけど原色が好き。――特に好きな色は?
遊助:黄色、オレンジ。――暖色系ですね。モノトーンよりも?
遊助:そうですね。黒とかも好きなんですけど、その状況、気持ち、場所、テンションにもよるかな。――ご自身の部屋は、どんなインテリアなんですか?
遊助:うちの家はすごい落ち着く。「ここ、やたら落ち着くけど楽しい」って、みんなに言われる。フィギュアとかもメチャクチャあるし、観葉植物とかもいっぱいあるんですけど。――いわゆる趣味は何ですか?と聞かれたら、何と答えますか?
遊助:俺、いつも「仕事」。――例えば、先ほど仰っていたマンガとかフィギュアとか、優先順位を付けるなら?
遊助:仕事抜きでいくと、スポーツ、マンガ、音楽聴きながらドライブ。あと、屋上に行ったり、人気の無い所で自分をリセットするというか、深呼吸しにいくというか。――人混みは苦手ですか?
遊助:みんなでワイワイするのは楽しいんですけど、やっぱりこういう仕事をしていると、人がいない所に行ってみたくなる(笑)。気にしなくていいから。――今後、作品を重ねていって、ワンマンライブや全国ツアーを回りたいですか?
遊助:それはやっぱり、出来るならしたいです。ただ、そこに重点を置くと地に足が付かなくなっちゃうから。毎回その場で「じゃあ次」って積み重ねて。結果的に色々と考えていることはあるけど、頭でっかちにならないためにも、その「じゃあ次」ということに全力で。どこかの引き出しにバコッと置いておけば、「じゃあ次、これは前に考えていたよね」って。――あまり日頃から妄想を膨らませたりはしないですか?
遊助:原石だけはボコボコ置いておく、みたいな。膨らませないようにしている。そうすると、大事なものを逆算しなきゃいけなくなっちゃうから。――人前で歌う時に、いつも心掛けていることはありますか?
遊助:“その人になる”ということ。自分が描いている詞とか、メロディーとか、作ったトラックとかに、ミュージックビデオでもそうですけど。“自分が描いている人になる”ということ。――「遊助」というアーティストと、素の自分との間には少し距離がある感じですか?
遊助:基本的には一緒なんですけど、何かが違う気がする(笑)。「それは何か?」と言われたら、分からないんだけど。――仕事モードというか、どこかスイッチを切り替えている部分が?
遊助:普通の上地雄輔をフル活用しているんですけど、このままなんだけど、もちろん仕事だから、どこかしらに。上地雄輔で10やったら詰まるから、9にして、1は引っ張り出す!(笑)。