阪神先輩ドラ1トリオで6安打5打点 ルーキー立石の活躍に燃えた 森下「束となれば強い打線」
「巨人4−7阪神」(22日、東京ドーム)
六甲おろしを熱唱するファンに、えもいわれぬ喜びを届けた。絶え間ない快音の“連続技”に、ベンチが沸く。阪神が森下翔太外野手(25)、佐藤輝明内野手(27)、大山悠輔内野手(31)で6安打5打点。立石を加えた“ドラ1カルテット”で9安打6打点と末恐ろしい。新星のチャンスメークを先輩たちが得点につなげる、好循環が際立った。
初回1死三塁で森下が中前に運んだ。「いい場面で回してくれたので、思い切って自分のスイングをすることができた」と今季10度目の決勝打。先週は18打席連続無安打の期間もあったが、3戦連続安打と復調気配を漂わせている。
その後2死一塁で大山が右越えに6号2ラン。「先頭の立石から後輩たちがチームに勢いを付けてくれたので、いい雰囲気で打席を迎えることができました」と打線全体のつながりを踏まえ、最高の結果をもたらした。
12日・ヤクルト戦以来7試合ぶりの一発。今季6本塁打は全て敵地で放っており“ビジターの鬼”としても別格の存在感を示す。大山はベンチ裏の通路を急ぎながら「チーム全員でしっかり点が取れましたし、いつも(高橋)遥人に助けられている。野手で助けるというか、チームで勝ち取れた勝利だと思う」と白星をプラスに捉えた。
続く三回は1死二塁で森下が右中間を破り、立石を本塁に迎え入れる適時二塁打。続く佐藤輝も右翼へはじき返し、二塁打で打点をマークした。
20日・中日戦では7点差からサヨナラ勝ち。反対に、この日は四回までに7点のリードを奪っていた。佐藤輝は「そういう意味で、みんな本当に油断していなかったと思う。勝ち切れたので良かった」と実感を込めた。5戦連続安打の4番は七回にも右翼への二塁打で好機を拡大。チーム最多16度目のマルチ安打と攻撃陣をけん引している。
壮大な夢を託されてプロ入りした男たちが、伝統の一戦で躍動。これほど頼もしいことはない。森下は「束となれば強い打線なので」と味方の強力さに胸を張った。23日以降も、宿敵相手に容赦なく襲いかかっていく。
