クロちゃん

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 お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんが放ったひとことが、SNS上で大きな論争となっている。

 発端は5月3日、クロちゃんがXに投稿した《Z世代って攻撃はできるけど、防御は下手な子が多いよね。嫌な事を経験してないからだよー。だからおれは得してるよねー》という一文だ。

 4日には、さらに《今ってパワハラだとか言われて非難されたり、すぐに断れる状況にあるけど、昔は先輩や上司に言われたら嫌でもついていかないといけない時代だった、ってことだしんよー》と実体験を語った。

「Z世代は、SNSネイティブとして育ち、自己発信能力に長ける一方で、対面でのコミュニケーションやストレス耐性に課題があると指摘されてきました。クロちゃんの発言は、そうした“あるある論”を突いたものとも受け取れます。ただ、この投稿はまたたく間に拡散し、共感の声が上がる一方で、反発も噴出しました」(スポーツ紙記者)

 Xのコメント欄は一気にヒートアップし、議論は炎上状態へと発展していった。

《そんな社会や風潮にした大人が全部悪いんじゃないの?》

《ここのリプで「Zって一括りにするな!」って言うやつ結構いるけど、お前らも「おっさん」や「ゆとり」「氷河期」「団塊」で一括りにするやんけ。そういうところが防御ヘタって言われとるんやぞ》

 さらに事態を加速させたのが、神奈川県議会議員の小林たけし氏による“同調”だ。小林県議は自身の経験をふまえ、《議員活動も同じですね》《県議になって先輩から福祉関係のイベントに誘われて行ってみたら、様々な気づきや学びがありました》とコメント。クロちゃんの指摘に一定の理解を示した。

「小林県議がクロちゃんのX投稿をリポストしたことで、もともとは芸人の“炎上ネタ”として消費されるはずだった話題が、一気に政治的な文脈を帯びた“社会論争”へと拡張しました。個人の感想レベルだったものが、公的な立場の人物の発信によって肥大化した印象です」(芸能ジャーナリスト)

 そもそもクロちゃん自身、数々の炎上を“芸”に昇華してきた稀有な存在だ。過激な発言でたたかれても平気な彼にとって、“防御力の高さ”は一種の生存戦略でもある。

「その文脈を踏まえれば、今回の発言も単なる批判ではなく、自虐まじりの分析とも読み取れます。とはいえ、SNS時代において“世代論”は炎上につながりやすく、今回のように、対立の図式になってしまいがちです」(同前)

 クロちゃんの発言は、世代間の価値観をめぐる火種として、一気に広まってしまったようだ。