何と、修理代は700万円にも…(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

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「会社で嫌なことがあり、仕事のストレスに加えて電車の遅延や運休の多さ、車両構造が悪く、乗り降りしにくいことに腹が立っていた」

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 シート切り付け男は動機について、こう説明しているという。

 JR大和路線の座席シートをカッターナイフで切り裂いたとして、大阪府警捜査1課は22日までに大阪府柏原市の会社員、花形政昭被告(56)を器物損壊の疑いで追送検した。

 先月19日午後7時半ごろ、花形被告は大和路線の久宝寺駅〜柏原駅を走行中の普通列車内で、カッターナイフを使って座席を切ったところを張り込み中の捜査員に現行犯逮捕された。

「JR新今宮駅で花形の姿を見つけた捜査員が後をつけ、捜査を開始。花形は座席で手元をごそごそ動かし、しばらくして席を立った。捜査員がシートが切られているのを確認し、その場で逮捕した。花形は普段からカッターをかばんに入れて持ち歩き、周囲に気づかれないように座面や背もたれを5〜7センチにわたって切っていた」(捜査事情通)

 本人は「300件ほどやった」と供述。2022年夏以降、大和路線内では同様の被害が相次ぎ、今年2月、JR西日本から「座席を刃物で切られる事案が続いている」と相談があり、府警が捜査をしていた。

■修理代は700万円

「本人の話によると、4年前からやっていたようやが、当時の大和路線には車内カメラがなかった。新たに設置されたカメラの画像をもとに、シートが切り裂かれた後、その座席に座っていた人物を割り出した。柏原駅から会社のある新今宮駅まで電車通勤していることを突き止めた」(前出の捜査事情通)

 修理費用は総額約700万円に上るとみられる。花形被告は独身で、親から相続した実家で暮らし、大阪市内のメーカーに勤務。「鉄道オタク」だったようだ。

 本人とみられる人物がJRの車両を展示している施設のSNSに、<国鉄時代の実車を再現して欲しいとマニアのエゴ的なことを言っているだけでは決してないつもりです。(中略)オレンジ色で森ノ宮電車区在籍時、長くこの車両を見て乗ってきたので愛着があるということもあり、つい熱くなってしまいました>と書き込んでいた。

 ストレスを発散するため、電車のシートに八つ当たりするとは、理解不能だ。