終わってみればネコがギュウギュウになるボードゲーム。勝っても負けてもほっこりする
ネコのシルエットをモチーフにした石膏製のかわいいコマを使って、4目並べをするゲームが+dの「コネゴ」(税込6,600円)。
最終的にネコたちがギュウギュウになるので、勝っても負けてもほっこりする「世界を少しだけ平和にする」ボードゲームだ。
プレイヤーがほっこりするボードゲーム
始まりは2023年、造形作家の森井ユカさんがスタッフとともに考案し、コマを森井さんがデザインした「ネゴ」というボードゲームの大ヒット(写真上)。囲碁のような陣取りゲームに猫の習性を組み込むという意味不明なゲームだが、遊んでみたらこれがハマるのだ。
とにかく、石膏で精密に作られたコマの手触りがいい。
「囲碁の石を置くときのパチリという音を出したくて、石膏製の重いコマを作ってもらった」という森井さんの思惑通り、かわいいけれど、ひんやりした手触りのネコを盤上に並べているだけでたのしい。
ネコは目を合わせるとケンカするから気をつけろ!
「目を合わせるようにコマを置いてはイケない」とか「ボス猫の方は目を向けること自体がタブー」といったルールのなかで行う陣取りゲームは、かなりの頭脳戦なのだけど、盤が狭いせいで決着も早く、そのスピーディーな展開もあってついつい何度も遊んでしまう。
その「ネゴ」の小型版というか簡易版の持ち運びできる版が「コネゴ」だ。コマは数が少なくなって、白ネコvs黒ネコだった「ネゴ」から、茶トラvsサバトラへと色が変わったけど、型は「ネゴ」と共通。ただ、今度は陣取りゲームではなく4目並べだ。もちろん、「猫同士は目を合わせてはいけない」などのルールは健在。
4マス×4マスの狭い盤面での戦いだから、とにかくすぐに終わる。しかも盤が狭いから引き分けになりがちなのだけど、そのときは盤上に多くのネコを置いている方が勝ちになる。このルール設定が絶妙なのだ。結局盤上をネコで埋めることの方が重要という。
サイコロを使った時短ルールの爆速展開に興奮
付属の専用サイコロを使うルールが追加されていて、これがあっという間に終わる時短ルールだけど意外にもエキサイティング。サイコロを振って出た形のコマを使うだけ。たとえば、終盤にサイコロの目次第で、勝ち負けが決まるといった展開になりやすく、これがドキドキするのだ。一所懸命考えてコマを置いていても、最終的に運任せになるという不条理さがネコっぽい。
バッグに入れて持ち歩けるサイズだし、5分もあれば1ゲームが終わるから、カフェや飲み屋、友人宅、公園のベンチなどで、どこででも興奮したあと和めてしまうから、人と会うときは大体持っていくことにしている。

