『トイ・ストーリー2』©2024 Disney/Pixar

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 ピクサーを代表する人気アニメーション映画『トイ・ストーリー』シリーズには、全4作に“映画ファンの心をくすぐる小ネタ”が数多く散りばめられており、物語と並行してトリビアも楽しめる仕掛けが施されている。そこで、8月2日に『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送される『トイ・ストーリー2』について、改めて見返したい小ネタ6選を紹介したい。

参考:『トイ・ストーリー』はアニメ映画を永遠に変えた! 28年前とは思えないCGのクオリティ

『トイ・ストーリー2』ってどんな映画? 1999年に公開された『トイ・ストーリー2』は、第1作に引き続きカウボーイの人形ウッディを主人公に、おもちゃの仲間たちが繰り広げる大冒険が描かれる。第2作では、実は激レア人形だったウッディがおもちゃ屋のアルにさらわれ、大ピンチに陥ってしまう……。

ツアーガイドのバービーが登場 アルにさらわれたウッディは、彼が経営する店「アルのトイ・バーン」へ連れていかれ、そこで車を運転しながら店内を案内してくれるツアーガイドのバービーと出会う。店内にはほかにも商品としてバービー人形が置かれていて、このシーンではバービーが数多く登場。本作の製作チームは、その24年後にバービーを主人公にした実写版映画が公開され、世界的に空前の大ヒットを飛ばすなどとは想像していなかったに違いない。

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のパロディ 『トイ・ストーリー2』で最も映画ファンが反応した小ネタは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のパロディではないだろうか。バズ・ライトイヤーが悪の帝王ザーグと対峙するシーンで、バズが「貴様は父さんを殺した!」と責めると、「違う、バズ。私がお前の父親だ」と伝え、バズが「ウソだ~!」と絶叫する展開に。これは、『スター・ウォーズ』史上で最も衝撃的だった、ダース・ベイダーがルーク・スカイウォーカーに自分が父親だと明かすシーンのオマージュだ。『トイ・ストーリー2』には、ダース・ベイダーの独特な息遣いのサウンドがフィーチャーされた場面もあり、『スター・ウォーズ』ファンは必見だ。

『ジュラシック・パーク』のTレックス追跡シーン 『トイ・ストーリー』シリーズに恐竜のおもちゃ、レックスが登場するとなれば、製作チームが恐竜のテーマパークを舞台にした『ジュラシック・パーク』の小ネタを入れたくなるのも無理はない。『トイ・ストーリー2』で、車のおもちゃを追いかけるレックスが車のサイドミラーに映り込むシーンは、『ジュラシック・パーク』で巨大なTレックスが主人公たちを乗せたジープを追いかけ、その恐ろしい姿がサイドミラーに映るシーンのパロディとなっている。

『2001年宇宙の旅』へのオマージュも登場 『トイ・ストーリー2』は、レックスが遊んでいるゲームの中で、バズがザーグに乗っ取られた宇宙船に潜入するシーンからスタート。その宇宙船内でバズが駆け抜ける六角形の通路が、『2001年宇宙の旅』に登場する宇宙船のデザインへのオマージュだと言われている。

ピクサーのアニメーション仲間も小ネタに

 『トイ・ストーリー2』がリリースされる1年前、ピクサーはアリをはじめとする昆虫を描いたアニメーション映画『バグズ・ライフ』を公開した。そのため、『トイ・ストーリー2』にも『バグズ・ライフ』のキャラクターが数多く登場する。ウッディやバズの所有者であるアンディの部屋には、『バグズ・ライフ』のキャラクターがデザインされたカレンダーが飾られ、ミセス・ポテトヘッドが子どもたちに『バグズ・ライフ』の絵本を読み聞かせるシーンもあり、アルの店には、『バグズ・ライフ』のおもちゃが数多く飾られていた。

『フォレスト・ガンプ/一期一会』へのオマージュもあり 主人公ウッディの声を担当しているのは名優トム・ハンクス。その関係からか、アカデミー賞主演男優賞を受賞したハンクスの代表作『フォレスト・ガンプ/一期一会』を彷彿とさせるシーンもある。バズが見つけたニワトリの着ぐるみの羽根が舞うシーンは、『フォレスト・ガンプ』で印象的だった同様のシーンを彷彿とさせる。そのほかにも、おもちゃたちが渋滞した道路を渡る前に犬のスリンキーが、『フォレスト・ガンプ』の「僕は賢い人間じゃないけど、愛が何かを知っている」というセリフに引っかけ、「僕は賢い犬じゃないけど、ロードキル(路上で動物が轢き殺されること)が何かを知っている」と言うシーンが登場する。

 『トイ・ストーリー2』はストーリー自体も最高に見応えがあるが、小ネタを探しながら観賞すれば、映画を倍以上楽しめるのではないだろうか。『金曜ロードショー』を機にぜひ新しい視点で本作を鑑賞してみてほしい。(文=Hollywood)