新たなWindows Updateによって、プリンターの印刷を行おうとするとPCがクラッシュしてブルースクリーンが生じるバグが追加されました。

Blue Screen of the day-update crashes Windows 10 PCs on print | Ars Technica

https://arstechnica.com/gadgets/2021/03/blue-screen-of-the-day-update-crashes-windows-10-pcs-on-print/

The latest Windows 10 update could cause your printer to crash your PC - The Verge

https://www.theverge.com/2021/3/11/22326083/windows-10-security-update-bug-printer-crash-kyocera-ricoh-zebra-microsoft

プリンターの印刷でブルースクリーンを生じさせるバグを加えるのは、2021年3月9日に配布された「KB5000802」ないしは「KB50000808」、「KB50000822」などのWindows Update。報告によると、問題のアップデートを適用した環境で特定のプリンターを使用するとWindows 10がクラッシュし、ブルースクリーン状態に。画面には「APC_INDEX_MISMATCH」というエラーメッセージが表示されるようになるとのこと。実際の画面が以下。





問題のバグを発生させうるプリンターは、京セラ・リコー・ゼブラなどの製品。特定機種だけでなくかなりの機種で問題が生じるようで、「わずか1時間で4人のクライアントから計20件も報告が届いた」と語るカスタマーサポート担当者も。被害規模は不明ですが、問題のアップデートはデフォルトで自動的にインストールされるアップデートであるため、世界的に被害が拡大しているとみられています。













Microsoftもこの問題について把握しているようで、KB5000802のビルドページには、「この更新プログラムをインストールした後、一部のアプリAPC_INDEX_MISMATCHプリンターに印刷しようとすると、ブルー スクリーンでエラーが発生する可能性があります。現在調査中であり、詳細が表示される場合は更新プログラムを提供します」という一文が記載されています。



記事作成時点における一番簡単な対処策は、問題のアップデートをアンインストールすること。「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「更新の履歴を表示する」→「更新プログラムをアンインストールする」と選択して「インストールされた更新プログラム」というウィンドウを表示し、問題の「KB5000802」ないしは「KB50000808」、「KB50000822」を右クリックして「アンインストール」を選択すればOKです。