Oculus Questレビュー。「なんて最高のデバイスなんだ」VR始めたいなら即買いレベル
筆者はPlayStation VRを所持していますが、PCと接続するタイプのVR機器は持っていません。PlayStation VRもゲームによっては没入感があってかなり楽しめますが、ケーブルが邪魔でたまに引っかかることも。その点、Oculus Questならこれ単体で動作するので、ケーブルの取り回しの煩わしさがなく、場所を選ばず装着してすぐに楽しめるのは魅力的です。単体で動作するという点ではOculus Goも同じですが、全然性能が違います。
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早速開封してみると、豪勢な化粧箱に収められたOculus QuestとTouchコントローラー2つが鎮座しています。箱の中には、15W出力の電源アダプターと充電用のUSB Type-Cケーブル、そしてメガネを付けたまま装着するとき用のアダプターと単3形乾電池2本、取扱説明書などが入ってました。

筆者はレーシックを行なっているため、メガネはかけていないのですが、アダプターをレンズ部分と顔当てクッションとの間に装着することで、レンズにメガネが当たらないようにできます。
装着方法は他のOculusシリーズと似ており、面ファスナーで調整できる3本のベルトで頭にフィットするよう調整します。左右のベルト部分が伸縮する機構になっているため、しっかり固定できます。一度セットすれば、伸縮する機構によりベルトを緩めることなく脱着できるので非常に楽です。

ヘッドセット下部の左眼側に付いているスライダーはフォーカス調整。左右に移動して最適な位置に合わせます。右眼側についているボタンはボリュームです。ヘッドホンがなくても内蔵されたスピーカーから音が流れます。向いた方向に合わせて3次元的に音が聴こえる仕組みですが、より没入感を得たいなら、別途ヘッドホンを購入するなりするのがいいでしょう。右側面にヘッドホン端子が用意されています。


とりあえず充電しました。ケーブルは十分な長さがあるので、左側面にあるUSB Type-C端子に挿して充電しながらのプレイもできそうですが、せっかくワイヤレスなので、ある程度充電されるまで待ちました。LEDがオレンジだと充電中で緑色になれば完了です。
その間に、スマホで「Oculus」アプリをダウンロードしておきます。PCやスマホいらずとは言うものの、初期設定はスマホが必要です。また、Wi-Fi環境も必須となるのでご注意ください。アプリを利用するにはアカウントの登録が必要となりますが、Facebookのアカウントでログインできます。


アプリで「Oculus Quest」を選択すると、起動方法からセット方法まで細かく説明してくれるので、迷わずに進めることができます。ヘッドセットを装着し、右側にある電源ボタンを押すとLEDが白色に点灯。画面が表示されるので、右下に表示されている5桁の数字をアプリに入力します。


するとペアリングが始まります。Wi-Fi設定のあとTouchコントローラーに付属の電池を入れると、こちらもペアリングされます。あとは、言語とアプリ購入時の支払い方法(スキップ可能)を設定し、最後にプレイ方法の説明が流れたあと、ストアの画面へ移行します。


すでに多くのアプリが用意されていて、アプリ上からの購入ができますが、Oculus Questからでも可能です。なのでヘッドセットを装着します。
最初にオープニング映像が流れたあと、設定画面になります。ここではプレイするエリアを指定します。まず床面の位置指定。Touchコントローラーを床にくっつけてOKを選択すると床の高さが決まります。
次にプレイするエリアを設定します。Oculusガーディアンシステムと呼ばれ、移動したりTouchコントローラーを振り回したりして、周りのものにぶつからないようにするためのものです。最低1m×1mの範囲が必要で、Touchコントローラーで床面にエリアを描くように設定します。
このとき周囲がモノトーンの世界で見えるのですが、フレームレートが少ないのか、なんだかちょっと酔ってしまいました。一応そこにある物体に触れたり動かせたりできましたが、ちょっとだけ距離感がわかりづらかったですね。
座ってプレイする場合は、「座ってプレイする」を選択します。2m×2mの広さが確保されることが理想で、なんとか物を整理して畳2畳分のスペースを作りたいところです。
ちなみにエリア設定は、どうも登録した場所を覚えているようで、事務所で設定後に自宅で使ってみたのですが、新規にエリアを設定することになり、再び事務所で使ってみると最初に設定したエリアになりました。このあたりも場所を選ばないOculus Questならではですね。

エリアの設定が終わると、チュートリアルの画面になります。Touchコントローラーの基本操作から始まります。このコントローラーは、グーと指差しができ、物体を握る動作が可能です。手を握ったり、ボールとラケットを持って打ってみたり、そういった一連の動作を学びます。
続いてカートリッジを機械に挿入すると、ゲームなどがプレイできます。踊ったり簡単なシューティングゲームが楽しめるので、しばらくはこのゲームだけでも楽しめそうでした。

チュートリアルを終了すると、ロビーのような画面に変わり、ストアの画面が表示され、コンテンツの購入やプレイ選択などが行えます。無料でプレイできるものもありますので、気軽に体験してみてもいいでしょう。
最初に無料の「ローラーコースター」を体験してみました。その名の通り、リアルな世界ではありえないローラーコースターが楽しめます。一人のほか友人とだったり、対戦したりといろいろとモードが用意されています。
このゲームは、座ってプレイすることをおすすめします。立ったままやると三半規管が狂うので、フラフラになってちょっと危ないですね。筆者は立ったままやってしまって完全に失敗。VR酔いしました。
ほかには、スターウォーズの「VADER Immortal:Episode I」(990円)を購入してプレイしてみました。こちらは英語版なんですが、もうライトセーバーを操るのが楽しすぎます。こちらもストーリーモードをはじめ、いろいろとゲームモードが用意されていますが、単純にライトセーバーで得点を競うゲームだけでも1日中遊べそうです。
ハイエンドPCで描かれる美麗な世界のVRに比べれば、質素かもしれませんが、プレイしているとそこまで気にならないものです。PlayStation VRでプレイしたことのあるゲームをやってみて比較してみたいですね。
PlayStation VRもパネルは有機ELですが、Oculus Questのほうが解像度が高いこともあってか、非常にキレイで鮮明。ドット感も少ないので没入感が非常に高いです。トラッキング能力も高く、立ったりしゃがんだり、移動したりしてもズレないし、動きにしっかり反応してくれます。プレイしたのちに本体を触ってみると温かいですが、熱いわけではないのでそれほど問題はないでしょう。
強いて難点を言うなら、鼻の部分の隙間が大きいので、下から光が入ってくることと、プラスチック部分なのか布地なのかわかりませんが多少臭いがあり、ちょっと辛いことでしょうか。鼻が高い外国人に合わせてあるからしょうがないですが、何かで塞ぎたくなります。臭いはしばらくすれば取れるでしょうから、それまで我慢我慢......。
ただ、出来がすごくいいので、そんな些細なことはゲームに没頭していると忘れてしまいます。とにかくPCが近くにないとダメという制限もなく、プレイ場所が限られることない。とりあえずWi-Fiさえあればどこでも遊べるので(インターネット接続しなくてもプレイできるコンテンツもあります)、開放感がたまらないです。VRを楽しみたいならOculus Questを装着して電源を入れるだけ。この感覚を味わってしまうと、PlayStation VRとか面倒でやらなくなってしまうかもしれません。(ゲームタイトルによりけりですが)
あとは、コンテンツ次第でしょう。特に「DMM VRプレイヤー」を心待ちにしている人も多いのでは。Oculus Goには用意されているので、ほどなく登場することに期待したいです。個人的には、PCから簡単にストリーミング再生ができる無料の「SKYBOX VR Video Player」も待ってます。これさえあればかなり楽しめそうなんですよね。いやぁ、久しぶりにワクワクしてきましたよ。
