新天地、楽天での復活が期待される栗原【写真:高橋昌江】

写真拡大

大半の選手がダウンに、新天地で復活なるか

 2016年シーズンも新天地で飛躍を目指す選手たちがいる。中でも、チーム構想から外れた選手、起用法や条件の問題で自由契約となった選手たちは背水の気持ちで新シーズンに挑むことになる。

 当然、そのような選手は大半が減俸を余儀なくされている。各球団の主力として活躍した選手であっても避けられない道だ。

 たとえば、今オフに巨人を戦力外となった久保裕也投手は5000万円から3500万円減の1500万円でDeNAと契約した。

 プロ入り以降、先発、中継ぎ、クローザーとあらゆるポジションをこなしてきたが、近年は負傷や手術でリハビリを経験。昨年は1軍登板がなく、戦力外となった。それでも現役を続けることが決まり、「新人の気持ちでがんばります」と意欲を燃やしている。巨人時代、最大1億5000万円の年俸を得ていた右腕は2012年を頂点に徐々に減俸となってきているが、新天地で復活を遂げることができるか。

 オリックスからヤクルトへ移籍した坂口智隆外野手も4500万円の減俸で再出発することになった。

ヤクルト移籍の坂口は「僕の中ではお金じゃない」

 野球協約で定められた減額制限(1億円以下は25%)超えの大幅ダウン提示もあり、オリックスを自由契約に。プロ14年目をヤクルトで迎えることになった。年俸は7500万円から3000万円にダウンしたが、坂口はオリックス退団を決断する際、「選手としての価値は年俸などで決まると思いますが、僕の中ではお金じゃない。ただもう一度、野球人として勝負したい思いが強かった」と話しており、グラウンド上で結果を残すことしか頭にないだろう。

 ほかにも、広島を自由契約となり、楽天移籍が決まった栗原健太内野手らが移籍を経て復活を目指している。それぞれが固い決意をもって臨む新シーズン。新天地で奮起する姿に期待したい。

 以下はオフに戦力外&自由契約となった主な日本人選手の年俸推移。(※△はアップ、▼はダウン。金額は推定。データはスタッツ・ジャパン提供)

○久保裕也投手 巨人戦力外→DeNA
1500万円(▼3500万円)

○白根尚貴内野手 ソフトバンク自由契約→DeNA
450万円(▼20万円)

栗原健太内野手 広島自由契約→楽天
2000万円(▼1360万円)

○山内壮馬投手 中日戦力外→トライアウト→楽天
1200万円(▼300万円)

○川本良平捕手 ロッテ戦力外→楽天
1200万円(▼580万円)

○金無英投手 ソフトバンク戦力外→楽天
1200万円(▼1200万円)

○田中靖洋投手 西武戦力外→ロッテ
550万円(△50万円)

○鵜久森淳志 日本ハム戦力外→ヤクルト
750万円(▼210万円)

○坂口智隆外野手 オリックス自由契約→ヤクルト
3000万円(▼4500万円)

○竹原直隆外野手 オリックス戦力外→西武
1200万円(▼250万円)