ハッピーな音楽じゃ物足りない! いま聴くべき“メンヘラ系アーティスト”3選

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明るくハッピーな曲よりも、暗くて報われないような、それでいて少々個性的な曲、一言で表すとメンヘラ系の音楽が好きという方もいるでしょう。

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今や教育テレビに出演するまで名を馳せたアーバンギャルドをきっかけに、メンヘラ系アーティストにどっぷりとハマった筆者ですが、今回は、今注目すべきメンヘラ系アーティストをご紹介いたします。

さめざめ

ボーカルを担当する笛田さおりが、楽器隊のさめざめメンバーを従えて2009年に「さめざめ」プロジェクトを開始。インディーズでの活動を経て、2012年12月にメジャーデビューを果たしました。

『コンドームをつけないこの勇気を愛してよ』『愛とか夢とか恋とかSEXとか』といった、タイトルだけでギョッとする単語が満載ですが、よく歌詞を読むと、10代や20代の女性ならず、アラサー女性でも共感できるそうな、切なくえぐい、どうしようもない恋愛感情や嫉妬心などであふれています。

音源で聴くだけでも心がえぐられそうになるのに、ライブで生の音を聴くと、さらにじ〜んと胸に染み、気付くとボロボロと涙をこぼしてしまうことも珍しくありません。数々の“ダメ女”の曲を生み出す笛田さんに、いつか私も恋愛相談ができたら……と思ってしまいます。

そんなさめざめが11月10日、インディーズに回帰し、アルバム『Hの次はI』を発表。帯には「メンヘラ界のカリスマ」のキャッチが。インディーズに回帰したせいもあるのか、何かが吹っ切れたかのようにさめざめワールドが爆発しています。

なかでも、『恋せよ、破天荒』では、とんでもない下ネタワードを3回も連呼している破天荒ぶりです。

あいみょん

2014年冬、YouTubeにて『貴女解剖純愛歌〜死ね〜』のリリックムービーを公開すると、かわいらしい歌詞から、様子のおかしいメンヘラ調の歌詞に変貌するギャップで、ネット上でたちまち話題になりました。

しかも、その歌詞を書いたのが当時19歳の少女であることに驚く人も。少しハスキーがかった声で爽やかなメロディーを伸びやかに歌うところもまた、たまりません。

あいみょんは精力的にライブを行い、シングルやアルバムを発売。12月2日にはミニアルバム『憎まれっ子世に憚る』を発売します。

一足先に、ミニアルバムに収録されている『どうせ死ぬなら』のミュージックビデオが公開されました。やはりこの曲も、メロディーは明るいのに死について歌い、ジョンレノンや太宰治など、サブカル女子が好きそうなワードが出てきています。そして後半、また様子がおかしくなり……。

サブカルとメンヘラが交錯したあいみょんの曲をカラオケで歌うのも、またスッキリするんです。ただ、「死ねー!」と歌っても引かれないメンバーと行くか、ヒトカラで思いっきり歌うことをオススメします。

とにかく、あいみょんは聴けば聴くほど引き込まれていってしまう、メンヘラ界では注目の若手です。

ミオヤマザキ

mio(Vo.)、taka(G.)、Shunkichi(B.)、Hang-Chang (Dr.)の4人組ロックバンドで、2013年に結成されました。

多くの人が衝撃を受けたデビュー曲が『民放709条』。通称、不倫の曲。既婚者である男性と交際していた女性が、奥さんから訴えられるストーリーものの歌詞で、これからどうなるの!? と、歌詞を耳で追ってしまいます。

「不倫は文化」という名言を残した某俳優の顔写真がジャケット写真という点も皮肉っぽいです。

また、彼女たちの曲はアニソンのように覚えやすいメロディーと、セリフのある曲が多いのも特徴です。5月にはミニアルバム『大人がダメって言ったヤツ』『大人がイイって言ったヤツ』を2枚同時発売。『大人がダメって言ったヤツ』には、メンヘラ系アーティストらしく、ストレートに『メンヘラ』というタイトルの曲も収録されています。

ミオヤマザキの魅力は歌詞だけではありません。演奏力も非常に高く、ライブ会場ではビジュアル系バンド顔負けのヘッドバンギングの嵐。非常に熱いライブを繰り広げます。

知らない曲でもmioさんのパワフルな声に魅了され、思わず体がリズムを取ってしまうほど、彼らはオーディエンスを引き込んでくれます。メンバーは顔出しをしていないので、ご尊顔を拝見できるのはライブだけ!

いかがでしたか? 初めて知るアーティストもいたかもしれません。私的には、さめざめは、酸いも甘いも全てを知り尽くして既に悟っているとも言えるメンヘラ女王、あいみょんはまだメンヘラの本当の意味すら知らないピュアな天然メンヘラ、そしてミオヤマザキは、ちょっと尖っているのがカッコいいと思い込んでいるような、メンヘラ女王への通過点のように思えます。

刺激がほしい方、他の人が聴かないような少し変わった曲を求めている方、男女の性を突き止めるような曲を聴きたい方、メンヘラ系ミュージックに溺れてみると、その欲を満たすことができるかもしれませんよ。