タイガー、間もなくキックオフ!
姿が見えなくても、タイガーの話題は尽きなかった。97年から13年間、プレイイング・エディター契約を結んでいた米ゴルフダイジェスト誌との決別は、スキャンダル騒動で次々にスポンサー契約を失っていたことを思えば、さほどの驚きではなかった。契約が消滅したという事実より、なぜ契約解除になったのかという舞台裏のほうが気になる。折りしもタイガーは、キャリア4度目のスイング改造中で、どこをどんなふうに改造しているかという詳細を彼は語りたがらない。「セットアップもテークバックもトップもダウンも、全部変えてる」と煙に巻くばかり。そんなタイガーゆえ、スイング技術を解説することを求められるプレイイング・エディター契約が嫌になったのだろうという推測は成り立つ。だが、契約絡みの話は、双方とも内情を明かさないだろう。だから余計に気になってしまう。
タイガー自身は、間もなく開幕第4戦のファーマーズ・インシュアランス・オープンでキックオフ戦を迎えようとしている。会見では、ゴルフダイジェスト誌との決別や、この男性ナースの訴訟に関しても、質問が飛ぶかもしれない。だが、昨年キャリア初のシーズン未勝利となり、今年こそは復活しようと燃えているタイガーを惑わせる質問は出てほしくない。人々の興味関心を引くタイガー絡みの話題をメディアが扱うのは当然と言えば当然だが、少なくとも試合会場では、タイガーがゴルフだけに集中できる環境を作ってあげたい。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)