容疑者夫婦宅から段ボール箱を運び出す栃木県警の捜査員ら(21日、横浜市港北区で)=木佐貫冬星撮影

写真拡大

 栃木県上三川町の会社役員男性宅で親子3人が死傷した強盗殺人事件で、現場の指示役とされる男が17日未明に羽田空港の国際線ターミナルで身柄を確保された際、韓国行き便の搭乗手続き直前だったことが捜査関係者への取材でわかった。

 事件では、指示役とみられる横浜市港北区小机町、無職竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)、実行役とされる相模原市と川崎市のいずれも16歳の男子高校生4人の計6人が強盗殺人容疑で逮捕されている。

 捜査関係者によると、竹前容疑者は17日午前1時半頃、羽田空港国際線ターミナルで、韓国の仁川(インチョン)国際空港に向かう便の搭乗手続き直前に身柄を拘束された。

 すでに逮捕されていた少年4人の取り調べや防犯カメラの映像などから関与が浮上した。身柄を確保されたのは、出発の約30分前。竹前容疑者は海外に出国するための審査を終え、出発ロビーにいたという。

 妻の美結容疑者は別行動を取っており、同日昼頃、横浜市内のビジネスホテルで生後7か月の長女と一緒にいるところで身柄を確保された。

 県警は、竹前容疑者が韓国を経由して別の国に逃走を図っていた可能性が高いとみて調べている。

 一方、県警のこれまでの捜査で、実行役の4人が被害者宅に押し入った際、被害者が飼っていた犬を殺していたことも判明した。

 県警は、動物愛護法違反の可能性も含めて捜査している。