大西大通り線は国道16号(手前)から西側(奥)に約1キロにわたって整備が計画されている=20日、相模原市緑区

 リニア中央新幹線の新駅建設が進む相模原市緑区の橋本駅周辺で、市が整備を計画している道路「大西大通り線」を巡り、市は20日、都市計画法に基づく県への事業認可申請を22日に行うと発表した。立ち退きを迫られる住民らの根強い反対を踏まえて申請を留保してきたが、一定の説明は尽くしたと判断。リニア開業を見据えた道路整備の手続きを進める。

 大西大通り線は国道16号から橋本相原線をつなぐ約920メートルの片側1車線道路。市は同線の整備により橋本駅とリニア新駅周辺−圏央道相模原インターチェンジ(IC)間のアクセス向上や周辺道路の交通円滑化を図りたい考えで、2023年に都市計画決定していた。  

 ただ、同線のルートは利便性が高い駅周辺の住宅街を横断し、立ち退きが迫られる住宅などは約100棟に及ぶ。そのため地権者である住民らの反対の声は根強く、市は整備を具体化していく節目となる事業認可の申請を延期。都市計画決定以降に計36回の説明会などを行ってきた。