5月12日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、「イラン情勢を受けた石油供給と節約要請」について意見を交わした。 

不安商法に煽られないことが我々国民にとっては必要 

高市首相は国会で、イラン情勢を受けた国民への節約要請について、現時点で必要ないとの考えを改めて示した。石油や石油関連製品の調達状況次第では、臨機応変に対応する意向も強調している。 

高市首相はガソリンなどの節約を国民に要請しない理由について、「代替調達を通じて日本全体の必要量を確保できている」と説明。 

「“節約要請は現時点で不要”という発言ですが、改めて田中さん、これはどうご覧になりますか?」(寺島アナ) 

「需要と供給が一致したとしても、価格が以前よりも高くなっている可能性があるのがポイントだと思います。絶対的に供給量が不足して、“みんな節約しないとエネルギー自体が足りない”という状況ではないのが政府側の答弁で、これはデータを見るとそうかなと」(田中氏) 

「はい」(寺島アナ) 

「ただ、以前と比べて石油の価格が高くなっているのは否定できないので、問題は価格を抑制するかどうか。政府が補助を行ってガソリンは以前と近い価格なので、今のところ有効に作用していると思います。色んな問題はありますけど、日常生活の大きな負担にはそんなになっていないのが現状なんじゃないかな? テレビのワイドショーで怒りを溜めない限りは、そう言えるのでは?」(田中氏) 

「ええ」(寺島アナ) 

「色んなところで細かいことはありますよ。例えば、ナフサ不足が分野によっては深刻なところがありますが。いま言ったように全体のバランスが取れている限り、深刻な問題にはなりにくい。そうは言っても個々の分野で“足りない”とか“買い込んでる”とか、色んなところがあると思いますが、時間をかけて緩和していき、できるだけ不安商法に煽られないことが我々国民にとっては必要かな」(田中氏) 

「はい」(寺島アナ) 

「石油ショックを子どものころから経験してますけど、はっきり言ってパニックになる大人ってみっともないですよ」(田中氏) 

 

 

〈出典〉 

節約要請「現時点で不要」 首相 補正「直ちに必要ない」 参院決算委 | 読売新聞