潜水調査を来年2月まで実施せず 長生炭鉱死亡事故の捜査結果受け
宇部市の旧長生炭鉱でことし2月、遺骨収集のための潜水調査中に台湾のダイバーが死亡したことについて、遺骨収集を進めてきた市民団体はダイバーが機材の操作ミス、もしくは過信などによって酸素中毒に陥ったとする捜査結果が宇部海上保安署から伝えられた、と発表しました。
今後の潜水調査については団体は来年2月の追悼集会まで行わないとしました。
これは旧長生炭鉱で遺骨収集を進めている市民団体=長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会がきょう(28日)の記者会見で明らかにしたものです。
死因は溺死でした。
宇部海上保安署によると資機材の欠陥ではなくダイバーのウェイ・スーさんが機材の操作ミス、もしくは過信などによって酸素中毒に陥り、意識を失い溺死したとしています。
この結果についてダイバーの伊左治佳孝さんは「ウェイ・スーさんの遺族からは事故の経験をいかしてより良いプロジェクトにして欲しい」と言われたと明かし「彼は準備もして100%自分の責任で潜った。今後の改善とは別の話」との見解を示しました。一方、今後の遺骨収集について市民団体は来年2月の追悼集会まで潜水調査を保留し、行わないとしました。
また、その後も韓国の遺族会が再開を望まなければ再開しないとしました。
この理由の1つについて韓国の遺族会から「ウェイ・スーさんの冥福を祈る期間で、再開されるならば目に見える明確な安全性の確保が公的に出されなければ同意できない」といった声が寄せられていることを挙げています。
