恵俊彰、志らくに「味方か敵か」 公開口論で因縁浮き彫りに
23日放送のTBS系情報番組「ひるおび」で、MCの恵俊彰とコメンテーターで落語家の立川志らくの舌戦が物議を醸した。
問題となっているのは、イラン情勢をめぐるガソリン価格高騰について取り上げていた一幕。その中で志らくは、かつてのオイルショックや昨年の米騒動を引き合いに「視聴者の方々はあまりパニックにならないこと」「メディアは徹底的に、ワーッと煽(あお)っていくから、パニックになっちゃう」とメディア批判を展開した。
これに対し、MCの恵俊彰は「煽ってるわけじゃないです」と即座に反論。さらに「味方なのか敵なのかわからない」と苦笑交じりに返し、2人の“バチバチ”ぶりがあらわになった。
また、この舌戦がネットニュースで報じられると、志らくは同日にX(旧Twitter)で「私は味方です」と明かしつつ、「好きな番組だからこそ言うべきことはきちんと言うのが私のスタンス。煽っていないと言っても結果煽っているように見えるのなら、いじめの理論と同じで、いじめていないといっても当人がいじめられていると感じたらそれはやはりいじめ」と指摘した。
もっとも、今回の応酬は突然起きたものではない。2人は長年「ひるおび」で共演してきたが、以前にも衝突は起こっている。
スルーされると暴露
例えば2021年7月14日放送回では、五輪開催反対派だった志らくが別番組で「『ひるおび』なんてオリンピックを取り上げると、恵さんは私に(話を)振らないもん」と愚痴っていたことをわざわざ取り上げ、「振りますけどね、どんどん」と皮肉を口にする場面もあった。
さらに2023年1月には、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演した志らくが大阪・淀川河口に迷い込んだクジラや、東京湾に迷い込んだトドのニュースの中で「トドで『なんで名前つけないんだ』って『ひるおび』で言ったら、恵さんにスルーされたもんね」と冗談交じりに暴露していた。
そもそも情報番組のMCに求められるのは、自分と同じ意見を並べる味方を集めることではなく、異論を含めて整理し、視聴者に考える材料を渡すこと。にもかかわらず、志らくの発言を受けて咄嗟(とっさ)に飛び出したのが「味方なのか敵なのかわからない」という言葉だった点に、恵の限界を見た視聴者も少なくなかった様子。
ネット上からは、「味方集めて情報流したい感が偏向してると言われるゆえん」「そろそろMCも限界では?」「意見の違う人を敵呼ばわりするMCってヤバい」という声が集まっている。
もちろん、生放送である以上、熱を帯びたやりとりそのものは珍しくない。だが問題は、議論が白熱したことではなく、異なる立場の意見を受け止める余裕よりも、「敵か味方か」で切り分ける発想が先に見えてしまったことだ。今回の一件は、恵と志らくの因縁を改めて印象づけただけでなく、「ひるおび」という番組そのものが抱える閉塞感まで浮き彫りにしたと言えそうだ
