WBC、60年ぶりに天覧試合が開催 以前の試合では長嶋茂雄がホームラン
8日、東京ドームで日本とオーストラリアの試合が行われた。日本が4-3で勝利し、1次リーグC組の1位通過が決定。米マイアミで開催される準々決勝にコマを進めた。
8日は60年ぶりとなる国際試合の天覧試合として、試合前から注目を浴びていた。当日は天皇皇后両陛下と長女・愛子さまが観戦された。試合は、6回終了時点で0-1とリードを許す苦しい展開。しかし7回裏に吉田正尚の2ランで逆転すると、8回裏にも2点を追加し、4-3で勝利した。天皇皇后両陛下と愛子さまは試合終了までご観戦になり、ご退席の際には井端弘和監督や選手らがグラウンドに整列して見送った。
また、オーストラリアはチームの公式X(旧Twitter)に「これは日本の天皇陛下に贈られました。ここにいられることは大変光栄です」と投稿。天皇陛下にサイン入りのユニホームを贈ったことを明かした。
前回の天覧試合は、1966年に後楽園球場で開催された全日本とドジャースだ。長嶋茂雄や王貞治などが出場した試合は、長嶋にホームランが飛び出すなどして、11-3で快勝した。
プロ野球においても、ファンに語り継がれる天覧試合がある。1959年に開催された巨人と阪神の試合だ。4-4で迎えた9回裏に、当時プロ2年目だった長嶋が村山実からホームランを放った。昭和天皇皇后両陛下の前で放ったサヨナラホームランは、多くの国民に大きなインパクトを与えた。
天覧試合とは、天皇が観戦する武道やスポーツのことであり、野球のみを指しているわけではない。今年1月には、大相撲で天覧相撲が開催されている。東京・両国国技館で行われた大相撲初場所8日目に天皇皇后両陛下と愛子さまが来場された。天覧相撲は2020年初場所14日目以来6年ぶりで、令和になってからは2度目であった。
チェコとの1次リーグ最終戦を残しながらも1位通過を決めた日本。準々決勝では、D組の2位と激突する。対戦相手はまだ決定していないが、ドミニカ共和国またはベネズエラとなることが決定的だ。
