石破氏(2020年9月8日撮影)

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自民党石破茂氏が、側近の着用していたマスクを受け取る様子がニュース番組に映り込み、SNS上で驚きが広がっている。

事務所は取材に、石破氏が安倍晋三元首相の訃報に動揺するあまり、秘書のマスクを着用してしまったと回答。衛生面で不適切だったとの認識を示した。

「感染対策としても、衛生上も、不適切であった」

2022年7月11日、増上寺(東京・港区)で安倍氏の通夜が執り行われた。総裁選を争った石破氏や安倍政権時代の幹事長を務めた二階俊博氏らが慰問に訪れ、多くのメディアがその様子を伝えた。ツイッターでは、日本テレビ系の動画ニュースサイト「日テレNEWS」で報じられた石破氏の様子に驚きの声が上がっている。

動画では、マスクを着用せずに歩く石破氏に、側近が自ら着用していたマスクを外して差し出した。石破氏は受け取ったマスクの形を整えるような仕草をし、映像は別のシーンに切り替わった。

視聴者の間では、石破氏が側近の使用済みマスクを着用したとの見方が広まり、状況を飲み込めないとする声が相次いだ。

石破氏の東京事務所は12日、J-CASTニュースの取材に次のように回答した。

「ご指摘のマスク借り受けについて、安倍総理の突然の訃報に接して平常心でなかったこともあり、マスク自体を置き忘れ、かつ常備している車両から離れてしまったため、とっさの判断で秘書のものを使いました。感染対策としても、衛生上も、不適切であったと反省しております。今後、決してこのようなことのないように努めてまいります」