映画界にキャリアチェンジ! アスリートの世界から転身したハリウッドスターたち

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ハリウッドで活躍する俳優の中には、スポーツや格闘技などアスリートの世界から俳優に転身したスターもいます。中には、オリンピックに出場できるレベルのアスリートだったにもかかわらず、その夢を諦めて俳優になった人物も……。
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今回は、そんな「アスリートの世界から転身したハリウッドスター」をご紹介します。
ドウェイン・ジョンソン
今やハリウッドを代表する肉体派俳優の一人となったドウェイン・ジョンソンは、元はプロレスのスーパースター。レスラー時代に何度か映画に出演したことがきっかけで映画俳優に転向しました。
現在は俳優としての活動がメインですが、プロレスラーとしても活動しています。ちなみに、プロレスラーになる前は大学アメリカンフットボールの花形選手でもありました。
ジェイソン・ステイサム
ドウェイン・ジョンソンと同じくハリウッド随一の肉体派俳優ジェイソン・ステイサムも、アスリートから俳優に転向した一人。
もともと水泳の高飛び込みの選手で、イギリス代表として世界選手権にも出場していました。
その後モデルにスカウトされたことがきっかけで映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』に出演。ここから俳優としてのキャリアをスタートさせました。
チャニング・テイタム
多くの作品で鍛え上げた美しい肉体を披露しているチャニング・テイタムですが、学生時代はアメリカンフットボール選手として活躍していました。
もともとスポーツ万能だったこともあり、高校卒業後は奨学金で大学に進学してプロのフットボーラーを目指しましたが、夢半ばで挫折して中退。スカウトをきっかけにモデルとなり、その後CMへの出演を経て俳優になりました。
ジェイミー・フォックス
『Ray/レイ』でオスカー俳優になったジェイミー・フォックスは、高校ではアメリカンフットボールの選手でした。ポジションはクオーターバックで、プロ入りも期待できるほどだったそうです。
アメフトの世界を描いた『エニイ・ギブン・サンデー』のオーディションの際には、そのときの経験が役立ったそうです。
カート・ラッセル
カート・ラッセルは子役⇒プロ野球選手⇒俳優という珍しいキャリアを歩んでいます。10代の頃には子役として活躍しましたが、20代で野球選手に転向し、マイナーリーグでプレー。
その後肩のけがが原因で引退し、また俳優になりました。実は父親のビング・ラッセルも元プロ野球選手の俳優。親子で似たキャリアを歩んでいるのです。
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
1990年代を代表するアクションスターですが、俳優になる前は格闘家でした。幼少期より空手を習い、1980年には全欧プロ空手選手権で王座を獲得するなど目立った活躍を残しています。
その後俳優業に興味を持ち、スタントマンを経て『ブラッド・スポーツ』で初主演。『ユニバーサル・ソルジャー』などヒット作で主演を務めました。
ドルフ・ラングレン
往年のアクションスターの一人であるドルフ・ラングレンも、元は格闘技の世界で活躍していた俳優です。大学在学時に空手を学んだラングレンは、その後キックボクサーとして数々の大会でチャンピオンに輝きました。その経験がきっかけで、『ロッキー4/炎の友情』で敵役のドラゴに起用されたそうです。
ジーナ・カラーノ
『エージェント・マロリー』や『デッドプール』などに出演したジーナ・カラーノは、アメリカの女子総合格闘技界を長くけん引したスター選手です。
2009年に『ブラッド&ボーン 真拳闘魂』に出演したことがきっかけで、女優としてのキャリアをスタートさせました。出演作ではそのキャリアを生かした華麗かつ豪快なアクションを披露しています。特に『エージェント・マロリー』のアクションは必見です。
「アスリートの世界から転身したハリウッドスターたち」をご紹介しました。ドウェイン・ジョンソンやジーナ・カラーノは日本にもファンのいるスーパースターなので有名かもしれませんが、ジェイソン・ステイサムやカート・ラッセルが元アスリートだったというのは知らなかった人も多いのでは?
彼らの出演作を見る際は、アスリート時代の経験を生かしている点はないか、注目してみるのも面白いですよ。
(中田ボンベ@dcp)
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