ももクロが防災を学ぶ。「大地震、家の中で安全な場所は?」

「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」略して“ハピクロ”。ももいろクローバーZが贈る、“教養エンターテインメント・プログラム”です。毎週、様々なジャンルのプロフェッショナルな先生たちが登場して、「○○学」と題した、聴けばつい誰かに話したくなるアカデミーを開講中です。
2016年9月4日(日)は、「家族で備える防災学」のハピクロ・アカデミーを開講。
海、山のアウトドア雑誌編集者の経験をお持ちの和田さんが、アウトドアの豊富な知識を活かして、わかりやすく親しみやすい災害時の危機管理のノウハウを、クイズを織り交ぜながら教えていただきました。
(ももいろクローバーZがパーソナリティをつとめるTOKYO FM「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」2016年9月4日放送より)
──”災害時に備えておくべきこと”
清野:各ご家庭で日ごろから備えておくべきこと、物、これは一体何なのか? 先生に教えていただきたいと思います。
和田先生:地震の場合は寝室で怪我をしたり、亡くなられるケースが多いんですね。
例えば、自分が寝ている所に物が落ちてこないようにするとか。窓ガラスが割れないように夜はカーテンを閉めるとか、ほんのちょっとしたことだけで、リスクを下げることが可能になりますね。
かなこ:私、最近タンスの位置を変えました! 倒れた時に、自分に当たらない位置に移動させたら安心もしますし……あと、愛犬周りも気を付けてます。
清野:百田さん、けっこうやってますね。
かなこ:お母さんと衣替えをした時に”危なくないようにしよう”という形でやりましたね。
清野:あと、”もしもの時にどこで待ち合わせをしよう”とか、そういう話もされたんですよね。
かなこ:ですね。私は仕事で、正直どこにいるかわからないので。
和田先生:待ち合わせ場所を家族同士で決めておくこと、そして連絡方法は大事ですね。
携帯は1〜 2日使えない可能性が高いですから、インターネット回線のLINEや、Facebook、Twitterで連絡を取れるような状態にしておくことも重要ですよね。
みなさんあまり知らないですけど「171」という災害時の緊急連絡用の音声の録音システムがあるんですけど、1回かければ音声案内が流れますので、「ここにかけておいてね」と言えば、普段、LINEとかFacebookを使えない人でも利用できます。
ももか:なるほど!
──”現代のサバイバルツールとして欠かせないスマートフォン”
かなこ:非常時の持ち出し用バッグってありますよね。
あれは、どんな風に準備しておけばいいんですか?
和田先生:市販で非常用持ち出し袋とか売ってると思いますが、一般の人は、まずそれを買って、プラス何が必要かっていうことを考えればいいと思います。
本当に必要になるのは、そこで半日とか過ごせるものがあればいいんですけど。
個人で絶対に必要なものがあるわけですよ、メガネ、コンタクトの保存液と洗浄液がないと困る人もいますよね。
かなこ:私は携帯ですね。
和田先生:現代のサバイバルツールとしては、スマートフォンは重要です。特に地図ですよね。
いまの地図アプリはダウンロードしておけば、電話回線が繋がってなくてもGPSで使えますので。
清野:スマホじゃない人はどうすればいいですか?
和田先生:地図を持ち歩いて下さい、自分がどこにいるか分からないようだと困りますので。
あるいは、インターネットなどで自分の周囲の防災の施設を確認しておいたほうがいいですね。
あと非常用バッテリーはあったほうがいいですね。
私は普段から、3日〜1週間分のバッテリーを持ち歩いてます。
かなこ:普段から!?
ももか:見たい!
清野:先生が、カバンの中からバッテリーを取り出されました。
ももか:ちょっと小さめの外付けハードディスクみたいですね(笑)。

和田先生:これはソーラーが付いてますから、日向に置いておけば充電していきます。
かなこ:いくらぐらいしますか?
和田先生:これは、2000〜3000円ですね。
かなこ:本当に? ほしい!
ももか:買おう!
和田先生:使って減っていく分は、天気が良ければ増えていっちゃうので減らないですよね。ライトも点きますから。
かなこ:ライトも点くんですか! これいいですね!

──”家の中で安全な場所は?”
清野:大きな地震が起きたとき、どういう行動をとるべきか、百田さん、有安さんはどうしますか? 例えば家の中にいた場合は?
かなこ:やっぱり、机の下に隠れるかな。

ももか:トイレが安全って聞いたことがあります。
和田先生:机の下に隠れる、トイレの中に逃げ込む、これは古い防災学の教えなんですね。
昔の木造家屋では、机の下に逃げ込みなさいというのは正しい部分もあったんですけど。それよりも壁際に移動したり、廊下に移動したり、自分がその場で怪我をしない方法を考えるほうが重要です。
もしもトイレに行く暇があったら、玄関付近ですね。玄関付近は強固な構造になっていますので、ドアを開けて、その中にいるのが安全度が高いですね。
震度6くらいになると、這って歩くしかできないですよね。少しでも余裕があるなら、そういった行動をすることが必要になりますね。
かなこ:ためになるな〜。
──”外で地震に遭遇した場合の避難場所は?”
かなこ:わたし、東北の地震が起きた時は東京にいたんですけど、コンビニの中にいて。正直どうしたらいいのかわからなくて、”外に出るべきなのか?” ”コンビニの中にいたほうがいいのか?”外に出ても、どこに行ったらいいかわからない状況だったんです。
和田先生:屋外では、空き地や公園、そういうところは安全な場所ですから。その場で完全に揺れがおさまるのを待つというのが基本なんです。
例えばビル街を歩いている場合、ガラスが割れたり、壁面が崩れてきたり、物が落ちてきたりという可能性もあるので、ビルから離れることです。もしくは、頑丈なビルの中に入ってしまう、どちらかにしたほうがいいですね。落下物のことを考えて行動するというのが、屋外にいる時の基本です。
あとは、津波が発生するような状況かどうか、すぐに判断できないと思いますけど、海岸線が近いとか、そういったことがあれば避難場所に向かうという考えを入れたほうがいいですね。
清野:先ほどのコンビニというのはどうなんでしょうか?
和田先生:コンビニというのは、地震の時には比較的安全な場所なんですよ。
高いところに重いものが置いてないんですよね、内部にいた場合、物によって怪我をする可能性はほとんどないですね。慌てて出ないほうがいいと思います。
外に出た時に、そこが安全かどうかというのは事前に把握できないので。上のガラスが落ちてきたとか、そういったもので怪我をする例がけっこうあります。揺れがちゃんとおさまってから、移動するほうがリスクは低いですね。
──”家を留守にしている時にしてはいけないこと”
清野:もう1問「防災」に関するクイズを出題していただきましょう。先生、お願いします。
和田先生:避難所に行っていて、家を留守にしている時にしてはいけないことはどれでしょう?
1 家のブレーカーを切ってから出かける
2 ガスの元栓を閉めてから出かける
3 玄関の表に行先を書いてから出かける
ももか:消去法でやったほうがいいことを考えていって、”これは必要ないんじゃないの?”って思ったのが3番です。
行き先を書いても、本当にそこに行けるかどうか分からないですもんね。
清野:間違った情報になってしまうということですね、百田さんは?
かなこ:1番かな? 家のブレーカーは、もし家に戻って来れた時に重要になってくるものなんじゃないかなって……。
清野:戻ってきて、また”パチン”と上げればいいんじゃないですか?
かなこ:ね〜、そうですね〜(笑)。

ももか:おい!(笑)
和田先生:正解は、3番です!
理由は「不在ですよ」ということを示してしまうことによって、被災地って空き巣が非常に多いんですね。
「ここの家は留守ですよ」ということを示してしまうと、人が入ってしまうケースがあるんですよ。
「今日は誰もいませんよ」ということを、明確にしないほうがいいですね。
清野:今日は「防災学」について教わりましたが、百田さん、有安さん、いかがでしたか?
かなこ:どうしても、防災グッズとかは”あれも、これも”ってなってしまう部分があって。じゃあ、その考えたものが、もしもの時に全て持ち出せるのかと思ったら絶対にそうじゃないので。
自分がその時、本当に何が必要なのかを考えておこうかなと思いました。
ももか:うちはかなこの家と違って、あまり準備してないから。いつ起きるかわからないからこそ、ちゃんとやらなきゃいけないなと思いました。
和田先生:女性の方なんかは普段から持ち歩いてると思うんですけど、ウェットティッシュとかマスクとか、災害時に重要なものになりますので、大切なものだなと意識して普段から切らさないようにしておくことが大事ですね。
清野:今日の先生は災害危機管理アドバイザーの和田隆昌先生でした!
和田先生:ありがとうございました。
かなこ・ももか:先生、今日は本当にありがとうございました!

〈番組概要〉
番組名:「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:毎週日曜 16:00〜16:55
パーソナリティ:ももいろクローバーZ、清野茂樹
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/clover/
