若者の消費傾向から、食料品に起こる変化は何か。鹿児島大学教授の佐野雅昭さんは「コスパやタイパを重視する若者の価値観の変化が、美味しく豊かな国産水産物ではなく、安価で簡便なタイ産サラダチキンへと向かわせている。食品産業全体がこうしたトレンドを追いかける競争に邁進してしまえば、食料安全保障の問題にまで発展する」という――。※本稿は、佐野雅昭『日本漁業の不都合な真実』(新潮社)の一部を再編集したものです