老後も堅実に暮らしていた父の突然の死。その知らせを受けて駆けつけた息子が、まず向かったのは銀行の窓口でした。目的は“父の預金の引き出し”。自身の借金返済のためでした。「親の遺産があるから大丈夫」──そんな考えが、どれほど甘いものだったのか。法制度を無視した“勘違い相続人”が直面した現実をみていきます。「親父の金でなんとかなる」…勘違いした息子が取った行動田中一郎さん(仮名・享年74)は、定年退職後も