7回、ダルベックを空振り三振に仕留め、声を張り上げる村上(撮影・田中太一)

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「巨人0−3阪神」(23日、東京ドーム)

 阪神の先発・村上頌樹投手が自ら“悪夢”を払拭する今季初完投初完封で3勝目を挙げた。

 ヒーローインタビューでは開口一番、「先週あと1球のところで点を取られてしまったので。今日こそは、と思って投げていました」とコメントした。

 前回登板の16日・広島戦(甲子園)では3−0の九回2死一、二塁で坂倉を追い込みながら適時打を許して降板となっていた。

 この試合も九回1死から丸に安打を許しており、その場面を問われると「またかーと思いながらいました」と自虐コメントでスタンドを湧かせた。

 それでも後続を断つと、マウンド上で激しく吠えた。「うまくリードしてもらったので良かったと思います」と笑顔を見せた。

 立ち上がりから快投を続けていた。初回先頭の浅野は、ショート後方へ高々と飛球に打ち取ったはずだった。

 しかし、ショート・木浪が打球を追い、センター・高寺、レフト・立石も落下点付近へ向かう。木浪が捕球体勢に入ったかと思われたが、ここで後ろを振り向く。すると、高寺が驚いた様子で捕球に向かったが間に合わず。痛恨のお見合いとなり、浅野は二塁へ。ポテンヒットの二塁打となった。

 それでも後続を断って先制を阻止すると、二回以降は圧巻の投球を展開した。七回にはキャベッジ、吉川、ダルベックの中軸を3者連続で空振り三振に仕留めた。八回先頭の大城に一塁ベースに当たる安打を許すまで21人連続で打ち取っていた。