囲み取材を行ったフジテレビの清水賢治社長

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 フジテレビ清水賢治社長が12日、都内で取締役会後に囲み取材を行い、新たな企業理念の策定などに関して言及した。

 同局は、元タレント・中居正広氏の性加害問題に端を発し、昨年1月に港浩一前社長が引責辞任するなどの事態を受け、経営陣の刷新やガバナンス(企業統治)強化など組織改革に取り組んできた。清水社長はこの日、「この1年間は幅広い改革を行うことができた」と総括した。

 この日、フジ・メディア・ホールディングスが発表した2026年3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が87億円の赤字となり、1997年の上場後初の赤字となった。中居氏を巡る問題により、CM広告離れなどによる放送収入の大幅減少が影響した形となったが、清水社長は「着実に(営業利益は)回復傾向にある」と話した。

 また、同局は1981年から掲げていたキャッチフレーズ「楽しくなければテレビじゃない」から脱却し、新たな3つの指針を策定。清水社長は「自らを戒める問いである『Corporate Question』を起点とし、日々の行動規範となる『Corporate Policy』、社会への貢献へとつながる未来の道筋を示した『Corporate Story』へと連なる、3つの指針からなる本理念を策定いたしました」とした。