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 ◇Prime Video Boxing15 バンタム級 秋次克真(米国) 《10回戦》 ホセ・カルデロン(メキシコ)(2026年4月3日 東京・両国国技館)

 ロサンゼルスに拠点を置いて活動する秋次(あきつぎ)克真(28)が4月3日、羽田空港着の航空機で帰国した。11日のWBC世界バンタム級挑戦者決定戦の前座でホセ・カルデロン(22=メキシコ)とバンタム級10回戦を戦うためで、秋次にとっては凱旋試合となる。

 ボクシングの名門、大阪・興国高を中退し、19歳で単身渡米。成人式で1度、帰国して以来、8年ぶりの日本に「久しぶりだなあ」と感慨深そうに、到着ロビーを眺めた。試合に向け「米国で培ったものを見せたい」と意気込んだ。

 「逆輸入ボクサー」と形容される秋次は、和歌山市出身で、7歳でボクシングを始めた。「海外の選手は、日本人とは違う」と興味を持ち、高校中退後の17歳のときに視察のために渡米。働いてお金を貯め、19歳で「無理やったら終わりと覚悟を決めて」ロサンゼルスに渡った。

 2018年に米国でプロデビュー。これまで14戦全勝4KO、バンタム級でIBF5位、WBO6位にランクされている。日本からのオファーは即決したそうで、今回が日本では初めての試合になる。

 「家族や友人の前でやれるうれしさがある」と試合を楽しみにする。一方で、同じバンタム級の上位ランカー、増田陸(帝拳)と対戦経験のあるカルデロン戦には「レベルの差を見せられたら。自分は違うという試合をしたい」と話す。

 オファーがあれば、今後も日本のリングに上がる意向も持つ。2年前に結婚した6歳年上のアシュリー夫人の存在もあり、拠点をロサンゼルスから移すつもりはないが、バンタム級は日本人世界王者2人をはじめ、国内に強豪がひしめく階級。その中で、自分の武器は「気持ち、かな」と、静かに、しかし確信に満ちた口調で話した。