千葉麗子がセクハラ被害訴訟に勝利 “嗅ぎたいからパンツを…”卑猥メッセージ190点 「見返すのがつらかった」
2年におよぶセクハラ行為を受けたとして、タレントの千葉麗子(51)が政治評論家の加藤清隆氏(73)を訴えていた裁判で、さる2月4日、千葉の勝訴判決が言い渡された。およそ2年にわたるセクハラ被害に苦しみ、その後の1年半の訴訟を戦い抜いた千葉が現在の心境を語った。
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【写真を見る】「チンポが勃ってきた」など気持ち悪すぎるメッセージを送りつけた加藤清隆氏
「裁判が始まってからは、すべて弁護士の先生に任せていたので苦労はそれほどなかったのですが、なによりつらかったのが準備でした。(加藤氏からの)異常な数のメッセージを見返し、計190点の画像を弁護士に提出しました。〈精子〉〈チンポを入れたい〉〈下着のニオイを嗅ぎたいからパンツを送って〉など、口に出したくもないほど下品で卑猥なメッセージを、ひとつひとつ撮影したんです」

千葉が見舞われたセクハラ被害の全容は後出の週刊新潮記事を参照していただきたい。被害を訴え出てからの相手方の誠意なき対応にもまた、心をえぐられたと千葉は振り返る。
「先方と先方の弁護士が全然反省をしていない答弁があり、その時はとても腹立たしかったですね。和解は絶対にするつもりがなかった。お金が欲しかったのではなく『勝訴したという事実』がほしかったからです。今回は保守論壇の大物が、アシスタントだった私という立場の弱い人間をターゲットにしたもの。会社勤めであれ主婦であれ、同じようなセクハラ、もしかするとDV被害に遭う女性たちは、あらゆる世代にいるはず。日本中にいるであろう彼女たちのためにも、戦う姿勢を見せないと、と思ったんです。泣き寝入りをしては世間は良くなっていかない。私ほどの異常な被害でなくても、身近なことで我慢している女性は多いはず。今はただただ終わって嬉しいです」
以下が、千葉の異常な被害を報じた「週刊新潮」記事である――(内容は2024年11月14日号のもの)
〈先方(加藤氏)より示談を持ち掛けられましたが、私共は断り、本日福岡地裁に提訴致しました〉
穏やかでないコメントを千葉がXで発信したのは10月22日。1991年に芸能界デビューし、ITに詳しい“電脳アイドル”としても知られるチバレイこと千葉は近年、保守系の論壇誌やYouTubeなどで言論活動を展開してきた。
訴えられたのは加藤清隆氏(72)。こちらも保守界隈では名の通った存在だ。出身は時事通信社。政治部記者から政治部長を経て、かの田崎史郎氏も務めた解説委員長に就くなど出世コースを歩んだ。政治評論家に転身した後も「たかじんのそこまで言って委員会」ほか多数のTV番組に出演。もっぱら“右寄り”の立場から発言している。
「最初は“かわいいね”とメッセージが来る程度で……」
二人は保守系のネットTV「文化人放送局」が配信するYouTube番組で3年前から週2日、一緒に出演していたが、今年5月末、加藤氏が突如降板した。
背景にあったのが、加藤氏によるセクハラ問題だ。
「2年前に、文化人放送局の出演者やスタッフの間で『+メッセージ』というアプリがはやりました。加藤氏がそのアプリで私に卑猥(ひわい)なメッセージを送ってくるようになったんです」
千葉本人が重い口を開く。
「最初は私がFacebookで公開した写真を送ってほしい、といった内容で、お送りすると“かわいいね”といった返信が来る程度でした。それがいきなりエスカレートしていったんです」
チンポが勃って来た
その内容は、常軌を逸したものだった。
〈レイレイのパンティ下さい。新しいのじゃなく、履きふるしたのがいいです。匂いを嗅いでシコシコしたいです〉
〈あ、まずいチンポが勃って来た。今日は女房もいないし。レイレイのうんと嫌らしい姿を妄想しよう〉
〈朝イチでシコシコ。ああ妄想でなく、本当にレイレイとセックスしたい!死ぬ前に1度でいい〉
福岡在住の千葉は、番組にはリモート出演だった。遠き地に暮らす彼女の元へ、多い時には連日送られてくる加藤氏のメッセージには「フェラ」「精液」「射精」「乳首」「正常位」「69」などの文言が頻出した。
「加藤氏には“そういうのはいらないです”と度々伝えましたが、“もうエッチなやつは送りません”と返事が来てもやめてはくれず、卑猥な内容を延々と……」
これで心身に支障を来たさないわけがない。
「出演の直前にも“レイレイでシコシコしたよ”などと送って来られ、私は心療内科で処方された薬を本番前に飲まなければならないほど、精神的に追い詰められていました」
「公開での謝罪を拒否されました」
このたび千葉が弁護士に提出したメッセージ画像は約2年間で190点。彼女はついに今年5月、文化人放送局側に加藤氏によるセクハラの事実を伝え、加藤氏は降板となったのだった。
「番組を続ける気になれず、私も10月末で辞めました。加藤氏には6月に内容証明を送ったところ、弁護士を介して示談できないかと連絡が来ました。公開での謝罪を求めたのですが、向こうは拒否したのです」
かくして約550万円の損害賠償を求めて提訴に踏み切ったわけなのだ。加藤氏本人を直撃すると、
「弁護士になにも話すなと言われているので、なにもお話しできないです」
そう口にして逃げるように自宅へ。千葉が言う。
「私としては、お金ではなく、とにかく認めて謝罪してほしい。そして次の被害者が出ないようにしてほしい。それだけなんです」
保守かリベラルかといった以前の、まずは人としての問題である。
デイリー新潮編集部
