気さくに直撃に応じてくれた西野監督

 6月28日、タイのメディア「サイアムスポーツ」は、W杯2次予選の敗退を受け、サッカータイ代表を率いる西野朗監督(66)の解任が決まったとして、次のように報じた。

「西野朗監督はUAEでの集中開催(W杯カタール大会アジア2次予選)終了後に日本へ帰国した模様。しかし、現時点で同監督はタイに戻っていないうえに、FAT(タイサッカー協会)幹部も、本人と連絡を取ることができない状況にあるようだ」

 解任はまだしも、「連絡をとることができない」という不穏な文言――。5月15日に元中日コーチ・門倉健氏(47)が突如、失踪する事件が起きていただけに、関係者からは不安の声が上がった。

「すわ、第2の “門倉騒動” かと、心配していました。門倉氏の場合は、練習を無断欠席したまま行方がわからなくなり、家族が行方不明者届を出す事態にまで発展しました」(スポーツ紙記者)

 そして報道の2日後、西野氏は「スポーツ報知」の電話取材に答える形で「日本に帰国しており、タイ側とも連絡を取れている」と自身の無事を伝えた。しかし、その居場所は不明のまま――。

 本誌が西野氏の居場所としてすぐに思い当たったのは、名古屋市内にある “いわくつき” の別宅だ。ここは、本誌が2019年11月に報じた、西野氏が妻とは別の女性と “3時間密会” した現場なのだ。7月2日、午前10時過ぎ、この別宅から姿を現わした西野氏を本誌は直撃した。

――失踪報道が出ています。

「タイの協会とはちゃんと連絡を取っていますよ。ドバイで代表の試合を終えてから一度、タイに戻るつもりでしたが、五輪の聖火リレーに参加する予定があるので、直接、日本に帰国していました。

 帰国後2週間は自主隔離をする必要があり、ようやく2週間が明けたところです。しかも、母が亡くなり、まだ納骨もすませていないので、それも兼ねて日本に帰ってきたのです」

――では、解任報道は。

「これから協会と契約の話をします。今回はこんな結果になってしまったので、いろいろ言われていますが、僕としてもまだ結果を残せていません。今月中にタイに戻ってから、話し合いをします。大事な契約の話ですからね」

――この場所は、本誌が密会を報じた場所ですが、家族とは別居しているのでしょうか。

「いや、今までは帰国する際、 (家族が暮らす)浦和に帰っていましたよ。(家族関係に)問題はないです。ここに来たのは4カ月ぶりです。駐車場に放置していた車が動くか心配でしたよ」

 タイ代表への意欲を滲ませた西野氏は、愛車のハンドルを握り、別宅を後にした。

「西野イレブンは、W杯2次予選で2勝3分3敗と、惨憺たる結果で敗退しました。タイサッカーの “救世主” として大きな期待がかかっていただけに、西野監督の責任を問う声は強いです」(サッカー専門誌ライター)

 西野氏の所在は明らかとなったが、未来はまだ不明確なままだ……。