クルマ離れが叫ばれるこの時代だからこそ、カーライフの楽しさを伝えたい!

そんな想いから自動車を得意とするベテランライター・サトータケシが、クルマ担当の編集部員船山に、わかりやすくクルマの魅力を解説!

なんと、今回で最終回! ということで、テーマはずっと考え続けてきた「自分の好きなクルマの見つけ方って?」



船山:重大な発表があります。

サトー:なんでしょう?

船山:この連載は今月で終了です。ありがとうございました!

サトー:では、さようなら〜!

船山:もうちょっと余韻に浸らせてくださいよ!丸6年続いた企画で、形を変えずに続いた連載としては東カレで最長なんですから。

サトー:で、終了の理由は?

船山:人気連載ですが、後輩も増えてきたんで、そろそろ席を譲る時期かなと思いまして。

サトー:つまり、ふなっしー(註:編集部の一部では船山をこう呼ぶ)の卒業ってわけだ。

船山:そういうことです。リニューアルしてクルマの企画は続きます。やっぱ、東カレ的なライフスタイルにクルマは欠かせません。



【Land Rover Range Rover】優雅な内外装デザインと抜群の快適性、悪路での圧倒的な走破性能は、まさに「気はやさしくて力持ち」を地で行く。¥14,930,000〜

サトー:いやぁ、6年もやって、ふなっしーもクルマに詳しくなったね。最初はひどかった(笑)。

船山:懐かしくて連載第1回を読み返したら、僕、SUVを「スブ」って呼んでましたから。

サトー:SUVのセンターデフロックの仕組みの説明をしたら「インディアンデスロックですか?」って聞かれたこともあった。

船山:そんな僕も、クルマの世界の酸いも甘いも噛み分けて、かなり成長したと思うんです。

サトー:そっか、たしかにちょっと大きくなったよね?

船山:6年前より15キロ増量しております……。って、違います!まず、自分が好きなクルマの傾向がわかるようになりました。

サトー:ほぉ、どんなのが好み?

船山:SUVが好きだってことは一貫しているんですが、なかでも、流麗でスタイリッシュなフォルムのモデルが好きです。

サトー:くぅーっ、「スタイリッシュなフォルム」だなんて、恵比寿在住の高級ライフスタイル誌の敏腕エディターみたいな発言ができるようになって、おじさんは本当に、心からうれしい。

船山:なんか言葉にトゲがあるんですけど……。ま、具体的にはレンジローバーとか好きですね。

サトー:映画『パラサイト 半地下の家族』でレンジローバーを見て気に入ったって言ってたよね。

船山:そうなんです。あんな感じで家族でキャンプに行くライフスタイル憧れます。ツイードのジャケットとか着て乗りたいですね。

サトー:6年前までジャージ着て芋煮会をやってたふなっしーが、こんなに立派なことが言えるようになって、涙目になっちゃうよ。


希望のスタイルで、買えそうなクルマは?


船山:編集部、出禁にしますよ!僕の出身地である?北関東イジり〞は社内でも問題になりましたから。

サトー:ま、最終回ということで大目に見てください。

船山:……。もうちょっと現実的な価格帯だと、レクサスRXとかマツダCX-8とか。



【LEXUS RX】レクサスにおいて、販売台数の約3割を占める中核モデルがレクサスRX。日本市場全体でも、同じサイズのSUVのなかでは圧倒的な販売台数を誇る。人気の秘訣はデザインと、ハイブリッドを備えること。¥5,240,000〜



【MAZDA CX-8】2020年1月から6月で3列シートを備えるSUVで最も売れたのがこのモデル。「3列シートは必要だけどミニバンはイヤ」という層に受けた。¥2,948,000〜


サトー:その2台を選ぶ理由は?

船山:まずああいうデザインが好きだというのがあるし、どちらも3列シートがあるSUVだから、将来、家族が増えても安心です。

サトー:家族いるんだっけ?

船山:6年前と違っていまはそういう発言自体がアウトですから。

サトー:最終回に免じて……。

船山:では最終回のはなむけの言葉に換えて、エレガントで品のあるSUVが好きな僕におすすめの車種を教えてください。

サトー:そうだね、やっぱりこれからの時代、クルマの電動化は避けられないから、EV(電気自動車)のSUVなんてどうかな。

船山:電動化は避けられないって、そこんとこ、もうちょい噛み砕いて説明してください。

サトー:今年の夏も暑かったし、大雨や強力な台風が来たでしょ?やっぱり石油を燃やすことで発生する二酸化炭素によって地球温暖化が進行しているのは間違いなくて、そこで電気で走るクルマに注目が集まっているわけ。

船山:なるほど、ロックバンドの『コールドプレイ』も地球温暖化を危惧してワールドツアーをやめちゃいましたしね。

サトー:そうそう、2035年にはイギリスやカリフォルニア州でエンジン車の販売が禁止されると報道されているし、ふなっしーもEVを知っておいたほうがいい。

船山:超納得しました。

サトー:まずおすすめしたいのは、日産のアリアかな。



【NISSAN ARIYA】世界の約50ヶ国で累計50万台以上を販売した日産リーフから得た経験をフル動員して開発したEV。このモデルから日産のロゴが変更されたことからも、意気込みが伝わる。インターネットで外部とつながる機能も充実。販売開始は2021年半ば。価格未定

船山:この未来チックなデザイン、心がときめきます。

サトー:世界で初めて量産化されたEVが日産リーフなんだけど、そのノウハウや経験を注ぎ込んで開発したのがこのアリアなんだ。

船山:それは信頼感ありまくりですね。来年発売開始ですか!

サトー:EVってだけじゃなくて、高速道路でハンドルから手を離しても走る「プロパイロット2.0」も装備されている。

船山:そうか、「やっちゃえ、NISSAN!」ですね。

サトー:そういえば最近、木村拓哉に変わったね。真面目な話、ハンドルから手を離せるということに注目しがちだけど、この技術は衝突事故を防ぐこともポイントなんだ。「二酸化炭素ゼロ」と「事故ゼロ」がこれからのキーワードだから、クルマ担当から離れても覚えておくように。


今、船山が買うべきクルマはこれだ!


船山:最終回、かなり真面目な話題で大団円に向かっています。

サトー:もう1台、アウディ e-tron スポーツバックもおすすめかな。これもやはりEVのSUVで、自動運転に近い運転支援機能が備わるのも共通している。



【Audi e-tron Sportback】女優の柴咲コウさんが「e-tronサポーター」に就任して話題となった、アウディとして初となるEV。いかにもアウディらしい知的なデザインで登場した。前後それぞれにモーターを積み、4輪を駆動。1充電あたりの航続距離は405km(WLTCモード)。¥13,270,000

船山:たしかに、これも僕好みのデザインですね。知性を感じます。

サトー:いよいよ電動化、自動化が本格的に加速するから、これからのクルマはおもしろいと思うよ。

船山:6年前には未来の話だと思っていたことが、どんどん現実になっていますね。

サトー:さっき、温暖化の話をしたけれど、コロナ禍もまったく予想できなかったしね。

船山:たしかに6年前はまさか自分の家で仕事をするようになるなんて、夢にも思いませんでした。

サトー:6年後のふなっしーはどうなっているんだろうね。

船山:6年後、僕は44歳ですから、もしかしたらビッグダディになってレクサスRXに子どもを満載しているかもしれません。

サトー:レンジローバーでブイブイ言わせている可能性もある。

船山:サトーさんに教わったことを生かして、そんな生活が送れるようにがんばります。

サトー:そういえば日産アリアなどのEVは、蓄えた電気でホットプレートとかの家電を使えるんだ。だから6年後、ふなっしーはEVで河原に行って芋煮会かな?

船山:サトーさん、僕が偉くなった暁には、出禁確定です。




〜本日の教訓!〜
クルマは未来の写し鏡!いつの時代もワクワクできる存在だ!