夫が不倫バレして逆ギレ。浮気理由は妻とのコロナへの感覚の違い?!
 新型コロナウィルスに対する感覚の違いから、離婚話に発展してしまう夫婦が最近増えているようです。

 中には、一生懸命に感染予防をしていた事が原因で夫の気持ちが離れてしまう場合も…。

 今回は、そんな女性のエピソードをご紹介しましょう。

◆いきなり結婚前提の交際をして、トントン拍子に

 加藤友理奈さん(仮名・33歳・主婦)は、夫のSさん(37歳・メーカー勤務)と結婚して3年になります。

「Sとは、同じ職場の先輩後輩という間柄だったのですが…ある日、急に『よかったら俺と結婚を前提に付き合って欲しい』と言われて。今まで全くそんな雰囲気になった事一度もないのに、なぜ?と驚きました」

 実はSさん、この告白する前の晩に友理奈さんと結婚する夢を見たんだとか。 

「嘘でしょ!そんな理由で?と…つい私、ウケてしまって(笑)この人面白い人かもしれないと思い、トントン拍子に結婚してしまいました」

 ですが最近、Sさんに不審な行動が目立つようになり…。

「肌身離さずスマホを持ち歩いて…ブルッとなると夜中だろうが、トイレにこもり誰かとやりとりをしているみたいなんです。私は寝たふりしながら“怪し過ぎるだろ”って思っていて」

◆スマホを絶対に渡そうとしない夫

 友理奈さんは、かなり神経質にコロナ感染予防をしているのですが、今までは自主性を尊重してSさんに「これでスマホ拭(ふ)いておいてね」と除菌シートを渡すだけにしていました。

「ですがある日、帰宅した夫に『近頃、感染者も増えてきているし、今日から私が丁寧に拭くからスマホ貸して。Sのやり方は雑でずっと気になっていたの』と言ってみたんですよ。まぁ本当の事ですし」

 すると「夫婦といえどプライバシーは大切にしたい」と友理奈さんにスマホを渡そうとしない彼。

「何か隠してるなと感じたので『分かった、じゃあSの目の前で除菌するから貸して』と言ってみたら、ものスゴくしぶしぶですがスマホを貸してくれたんですよ」

 ボタンのみぞや、保護シートのきわなど、すみずみまで拭いているとスマホがブルブル震えました。

「画面を見てみたら“○○さんから新着メッセージが届いています”と通知がきて…その後すぐにまた“○○さんとマッチングが成立しました”という通知が。あぁこれってマッチングアプリか、と思いました」

◆浮気は「そもそも、お前のせいなんだからな」と逆ギレする夫

 画面を突きつけ、問い詰めると…もう誤魔化しようがないと開き直ったのか、このアプリで出会った子と浮気した事を認めた夫。

「しかも『何度かしたけど、みんな1回きりだから安心して』とか言うんですよ!はぁ?何が安心だ!と思わずスマホをSに投げつけましたね」

 もちろん浮気された事にも腹が立ちますが、それよりコロナ禍の今、得体の知れない女性と濃厚接触し、シレッと帰ってきていた事が許せなかった友理奈さん。

「『私に感染させてしまったらどうしよう?とか考えなかったの?』と夫を責めたら『そもそも、お前のせいなんだからな』とニラまれ、全く意味が分かりませんでした」

 友理奈さんは、出かける時はマスクをしますし、帰宅するとすぐに感染予防のためシャワーを浴びるので、ほぼ毎日スッピンで過ごしていました。それがSさんは嫌だったそうで…。

◆家を出た夫。結婚を後悔する妻

「しかも『いつもパジャマ姿で、髪も伸びっぱなしで美容室ぐらい行けよ!もう女として見られなくなった』と怒鳴られてカチンときましたね」

「このご時世、それどころじゃないの分からないの?徹底した感染予防している私の方が正しいに決まってる。そんな危機意識の低いヤバい女のほうがいいなら出て行って!」と怒鳴り返すと、Sさんは本当に出て行ってしまいました。

「もう本当に許せない!離婚するしかないと思ったので『離婚届け書いて送って』とすぐにLINEしました。まだ届いていませんが」

 それから、Sさんのせいでコロナウィルスに感染してしまったという悪夢をひんぱんに見るようなった友理奈さん。

「心配し過ぎて身体に良くないので、近々PCR検査を受けてみようかなと考えています」

「もっと慎重に結婚相手を決めるべきだった…」と、ため息をつく友理奈さんなのでした。

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。