ナイキの厚底シューズ論争に決着?世界陸連が禁止を見送りか
陸上長距離種目で好記録を連発している"厚底"シューズを巡り、世界陸上競技連盟(世界陸連)は禁止の方針から一転、規則改定を見送ると英ガーディアン紙が報じた。
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「ナイキ(NIKE)」のヴェイパーフライシリーズを発端にした厚底シューズにまつわる論争は、今月16日の一部報道により本格化。五輪、および選考レースでの着用禁止か否かが焦点となっていた。
「ナイキ(NIKE)」のヴェイパーフライシリーズは底の厚いソールに反発力に優れたカーボンファイバー製のプレートが搭載されており、エネルギーリターンを最大化することで推進力を与え、走りを加速させるエリートランナーのために開発されたレース用のシューズ。年始に開催された第96回箱根駅伝では8割以上が同シリーズの「ネクスト%」を着用し、区間賞のうち9人の選手が使用していたことからも注目を浴びた。同モデルの価格は税込3万250円で、市販されている。
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