福島に研究施設…IHI、水素キャリアへの道筋
新設する水素研究施設は、建屋が延べ床面積1000平方メートル。大小の研究・実証施設(セル)を室内に5カ所、室外に1カ所設置。計測施設も設置する。大型施設には10メガパスカル、中・小型施設には1メガパスカルの高圧水素を供給する体制を整える。
研究施設はオープンラボで展開。同社の研究開発テーマ以外に、大学や研究機関、企業がこのセルを使った実証や、IHIとの共同研究を行う。研究施設は低コストで利用でき、技術情報は各設備内でクローズされる。
福島県では産業技術総合研究所・福島再生可能エネルギー研究所が、世界で初めてアンモニア100%専焼ガスタービンを保有して実証をするなど、水素エネルギー研究を進めている。IHIの水素研究施設の開設は、県内エネルギー需要の100%相当の再生可能エネルギーを生み出すことを掲げ、水素利用の一大拠点も目指す福島県にとって技術面での大きな力になる。
