1回、9号となる先頭打者本塁打を放ち、打球の行方を見つめるドジャース・大谷翔平(提供・共同通信社)

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 「ドジャース4−1ロッキーズ」(27日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(31)はロッキーズ戦に「1番・投手兼指名打者」で先発し、6回を無安打1失点で5勝目(2敗)を挙げた。打者では一回に相手先発の菅野から9号ソロをマークした。今季4本目の先頭打者本塁打で、4打数1安打1打点。大谷がメジャーで日本人投手と先発で投げ合うのは初めて。4−1で勝ったドジャースは連勝を5に伸ばした。

 完ぺきだった。初回の大谷の打席。菅野が投じたこの日最速151キロ直球を粉砕した。センターバックスクリーンまで一気に運ぶ、飛距離129メートルの豪快アーチ。「当たった瞬間、入るなと思った。いいスイングだった」。本拠地をどよめかせた6戦ぶり、9号先頭弾を自画自賛した。

 前日の試合で右手に死球を受けて途中交代。後遺症が心配される中、リアル二刀流で躍動した。打席で自分を援護すると、マウンドでは三回まで無安打に抑え込んだ。

 四回は2四死球で得点圏に走者を背負うと、ギアを上げた。内野ゴロ2つで1点を失ったが、最速161キロの直球を投げ込み、後続を断った。直球とスイーパーが8割を占めた配球で無安打ピッチング。六回を三者凡退で締めると、地元ファンから総立ちでたたえられた。

 ところが、試合後の大谷は99球を振り返り、「うーん、どうですかねぇ、全体的に自分の制球力と格闘していた感じかなと思います」と渋い表情。今季最多の5四死球に「ヒットを打たれる方がまだリズム的に悪くない。球数的にもシングルを打たれる方が効率的」と反省を口にした。

 ロバーツ監督は制球に苦しみながらも無安打に抑えた投球を「とんでもなく競争心の強い選手だ」と感嘆。勝っても満足しない姿を昨季限りで引退したレジェンド左腕のカーショーと重ね合わせ、「すごく似ている」と言った。

 ド軍は今季3度目の5連勝で貯金は今季最多の16。打って、投げて、大谷が二刀流でチームを引っ張っていく。