創業96年の老舗古書店も引っ越し…建物の取り壊しや移転が進む秋田市の「横町通り」 商店街のいまを取材 秋田
秋田市の繁華街に近い横町通りは道路を広げる工事のため、建物の取り壊しなどが進められていて、景色は様変わりしています。
少しずつ「新しいまち」へと歩みを進めている横町通りを取材しました。
田村修アナウンサー
「秋田市の五丁目橋のすぐ近く向かって歩くと約100メートル少々の区間がこちら横町通りです。以前は飲食店がひしめき合っていたんですが、ずいぶん建物もなくなって更地も増えてきています」
道路の幅が広げられたあとの横町通りのイメージ図です。
いまは一方通行ですが対面通行が可能になり、秋田市は3年後2029年度の完成を目指しています。
秋田市は、昨年度末の時点で契約が必要なおよそ6割の面積を用地として取得。
去年からことしにかけて多くの店舗で移転が進みました。
横町通りのほぼ真ん中にある板澤書房。
いわゆる、まちの古書店です。
この場所で1931年 昭和6年に創業し、今年で96年目。
3代続く老舗です。
しかしここも道路の拡幅に伴い、いまの店舗での営業を終了しました。
以前は店頭に小説に漫画、専門書など2万冊以上が並び、多くの本好きが新たな1冊との出会いを求めて訪れました。
費用の面などからこの場所での営業再開ではなく、今度は2キロほど離れた牛島地区に店を移すことに。
ほとんどの本は新しい店舗に移し終わり、27日は引っ越しの最終盤でした。
かつては2階が自宅で、1日のほとんどを過ごした店もまもなく取り壊されます。
板澤勇雄2代目店主
「出来たら1日も長くここで商売したいなって気がありましたので。ただ今は息子が跡を継いでますので、息子の事を考えたらまあいい潮時かなと、今が。自分も少し動けるうちに移転した方が自分も息子に協力できるのでそういうつもりでいます」
秋田市は、横町通りのほかの店の所有者とも移転費用やタイミングなど現在も個別に交渉を進めています。
おおむね移転は了承されていて、この先細かい条件が整い次第、順次、用地の取得を進めて工事の準備に入りたい考えです。
※5月27日午後6時15分のABS news every.でお伝えします