新型コロナウイルスの感染拡大により、航空業界は経営が厳しくなっているものの、機内食のインターネット販売は好調だという。需要の激減で余ってしまう機内食を販売したところ、想像以上の人気が出たため、販売を続けているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 新型コロナウイルスの感染拡大により、航空業界は経営が厳しくなっているものの、機内食のインターネット販売は好調だという。需要の激減で余ってしまう機内食を販売したところ、想像以上の人気が出たため、販売を続けているようだ。日本の航空会社機内食は非常にレベルが高いと言えるが、中国メディアの快資訊は15日、「日本の航空会社機内食」がどのように作られているか、紹介する記事を掲載した。

 日本人ほど「弁当」にこだわる国民はそういないだろう。日本の駅弁は、中国高速鉄道で販売される弁当とたびたび比較され、称賛されている。記事は、日本では航空会社の「機内食」も美味しくて栄養があり、よく考えて作られていて「高級レストランの料理にも引けを取らないほどだ」と伝えている。

 その一例として、日本航空の機内食工場を紹介している。まず驚いたというのは、工場と言っても「すべて手作業」で作られていることだ。食器は機械で洗うが、洗い終わった後は1つ1つ目視で確認されるという徹底ぶりだ。調理もすべて手作業で、鮮度を保障するため作り置きはしないので、遅延があると作り直しになるそうだ。

 記事はまた、日本の航空会社機内食に特別感があるのは、「メニュー開発」のおかげだとも紹介している。有名ラーメン店とコラボしたつけ麺や、ハワイのローカルフードを採用するなど、常に新しいメニューに挑戦しているとした。機内食のメニュー開発には3、4カ月もかかるそうだ。

 記事は、日本の機内食がどのようにできているかを知り「ただ驚くだけでなく、細部にまでこだわっていることに感服した。根底にあるのは仕事に対するまじめな態度だ」と絶賛している。日本人の仕事ぶりは全体的にまじめだが、機内食はその極みと言えるだろう。今は旅行に行くのが難しいものの、自宅で機内食を楽しむのは良いアイデアだ。旅行気分を味わえて、フードロス削減にもつながり、航空会社の応援にもなるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)