冷たい雨がしとしと降る午後6時、袴田吉彦は傘も差さずに東京・東陽町の商店街を走ってやってきた。取材場所は、カフェバーのような雰囲気のおしゃれな中華料理店「中華&BAR TENSUI」。「この店はフットサル仲間が経営しているんです。彼の実家が40年続いた中華料理屋さんで、その味を引き継いでいます。餃子が絶品なんですけど、僕は五目ウマニ丼の “頭”、ご飯がない上だけをおつまみに、お酒を飲むのが好きです」プライベ