同期は全員退職、自身も適応障害に 週6日・終電帰りのパン屋を10か月で辞めた男性のやるせないエピソード
週6日勤務で終電帰りが当たり前という過酷な労働環境では、心身を壊すのは時間の問題だ。
投稿を寄せた大阪府の30代男性(サービス・販売・外食)は、かつて正社員としてパン屋の製造業務に就いていたが、心身の限界を迎えてわずか10か月で退職した際のエピソードを明かしてくれた。(文:篠原みつき)
同期は全員退職、自身も「適応障害」で限界に
入社1年目だった男性を待ち受けていたのは、想像を絶する激務だった。
「慢性的な忙しさで週6日労働終電帰りが当たり前になっていていました」
1日しかない休みも常に終電帰りでは寝るほかに何もできなかっただろう。過酷な環境に耐えきれず、「同期が何らかの理由で全員辞めてしまっていました」という異常さだった。
男性自身も次第に失敗が増えて眠れなくなり、今年の1月に精神科を受診した結果「適応障害」と診断されてしまう。
「医師から休職を勧められましたが、環境的に難しいと判断して退職しました」
「まあ募集かけたから」社長の冷酷な言葉と有休未消化
退職の意思を電話で社長に伝えたところ、最初は「残念やな。育っていってほしかったのに」と声をかけられたが、その直後に耳を疑う言葉が続く。
「その後『まあ募集かけたから』と言われたので『それ言う必要ある?』と思いました」
従業員が心身を病んで辞めるというのに、代わりの駒はすぐに手配したと告げる無神経さには呆れるしかない。さらに、この会社は労務管理も極めてずさんだったようだ。
「労務管理に不備が多い会社だったので有給休暇の話も一切されず、本来10日あるはずの有給休暇も取れずじまいでした。 自分もちょっとは期待してたので、『労働基準法違反ですよ』と指摘したらよかったかな?と思っています」
最後まで冷たい社長の対応に、「かなりやるせないです」と悔しさをにじませた。
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