この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

2017年、千葉県松戸市で起きた小3女児殺害事件。
登校途中に行方不明となったベトナム人の少女、リンちゃんは、2日後、隣接する我孫子市で遺体で見つかった。
殺人などの罪で起訴されたのは、当時、リンちゃんが通う小学校の保護者会会長だった渋谷恭正受刑者。
2022年、最高裁で上告が棄却され、無期懲役が確定した。
しかし渋谷受刑者は裁判で一貫して無罪を主張。
遺族への謝罪はなく、事件の動機や詳しい経緯が語られることもなかった。

あれから8年。

全国的に大きく報じられた事件は、判決の確定とともに、報道の表舞台から少しずつ遠ざかっていった。
YouTubeチャンネル「日影のこえ」は、事件後もリンちゃんの父・ハオさんへの取材を続けてきた。
今回、取材班が向かったのは、福島県二本松市の岳温泉。安達太良山のふもとにある山あいの温泉地だ。
その一角に、「RB HOTEL」と書かれた看板が立っている。
ここを営んでいるのが、リンちゃんの父・ハオさんだ。

「RB」は、英語の「リバース」。

ハオさんは、その名前に「もう一度生まれ変わり、もう一度この世界に戻ってきてほしい」という思いを込めたという。
ハオさんが思い浮かべているのは、最愛の娘、リンちゃんだった。
リンちゃんが小学校の文集に記した将来の夢は、「日本とベトナムをつなぐ架け橋になりたい」というものだった。
事件後、家族にはベトナムへ帰国する選択肢もあった。それでも日本に残る道を選んだ背景には、リンちゃんの夢を引き継ぎたいという思いがあった。
かつてハオさん一家は、千葉でベトナム料理店を営んでいた。

店には、リンちゃんが好きだった料理や、家族の記憶が残されていた。
ハオさんは当時、「ベトナムの料理や文化を日本に紹介したいというリンちゃんの思いも含めて、この店を開いた」と語っていた。
しかし、コロナ禍の影響で店は閉店。その後、家族は福島に拠点を移した。
現在営むのは、温泉宿とベトナム料理のレストラン。建物はもともと旅館だったものを、約2年かけて改修したという。
客室は洋室に整えられ、海外からの宿泊客も利用しやすい造りになっている。

福島を選んだ理由について、ハオさんは、東日本大震災で突然日常を失った人々の姿が、自分たちと重なったからだと話す。
娘を失ってから、日常に戻れない現実は今も家族の中にある。

それでもハオさんは、この日本で生きていく道を選んだ。
レストランには、春巻きやマンゴージュースなど、以前の取材でリンちゃんが好きだったと教えてくれた料理も並ぶ。
「日本とベトナムの交流の場所として作りたい。ベトナムの文化や料理も紹介できたら」
ハオさんはそう語る。
交通の便がよくない岳温泉に人を呼び込むため、二本松駅前のビルも買い取り、ベトナム料理店と宿泊客の送迎場所を設ける計画もあるという。

一人の少女の命は、突然、奪われた。
それでも――残された家族は、失われた夢を、別の形でつなごうとしている。
リンちゃんが願った「日本とベトナムの架け橋」。
その思いは今も、福島・岳温泉の静かな山あいで、続いている。

チャンネル情報

しかし、この世界で実際に起きていることは、ニュースで流れるものだけではありません。 このチャンネルでは事件や、事件の当事者など決してメディアが伝えない「名も無き人たち」の声を独自取材しお伝えします。