ブラジルの規制当局がAppleとGoogleに「アプリストアで提供される賭博アプリで年齢制限が正しく行われていない」と通知

App StoreおよびGoogle Playというスマートフォン向けの公式アプリストアを展開しているAppleとGoogleが、ブラジル司法・公安省(MJSP)から「未成年向けの賭博アプリで年齢制限機能が正しく実装されていない」と通知を受けたことが明らかになりました。
Governo notifica Google e Apple por bets a jovens - 17/04/2026 - Cotidiano - Folha
Governo brasileiro notifica Apple sobre aplicativos de apostas disponíveis para menores na App Store - MacMagazine
https://macmagazine.com.br/post/2026/04/20/governo-brasileiro-notifica-apple-sobre-aplicativos-de-apostas-disponiveis-para-menores-na-app-store/
Brazilian officials notify Apple over lack of age controls in betting apps on the App Store - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2026/04/20/brazilian-officials-notify-apple-over-lack-of-age-controls-in-betting-apps-on-the-app-store/

ブラジル最大級の発行部数を持つ日刊紙のFolha de S.Pauloの報道によると、ブラジル司法・公安省の傘下にある国家デジタル権利事務局(SEDIGI)および全国消費者庁(SENACON)が、GoogleおよびAppleに対して未成年者が賭博にアクセスできる、あるいはアクセスを容易にするような無数のアプリを野放しにしていることを通知する書簡を送付したそうです。なお、SEDIGIはデジタル環境における基本的権利の促進と保護を目的とする機関で、SENACONは国の消費者保護政策の策定・調整・監督を担う中枢組織です。
この書簡によると、ブラジルの規制当局が指摘する賭博アプリの多くはブラジル政府の認可を受けておらず、ブラジルの新法である「ECA Digital」に準拠することができていません。ECA Digitalは未成年者をデジタル環境で保護するためのルールを定めたもので、ギャンブルやその他のコンテンツに対して年齢制限を課すことでアクセスを制限するというものです。
ブラジルの規制当局による通知には、「インターネットアプリケーションストアおよびオペレーティングシステムは、管轄当局によって認可されていない、固定オッズ賭博を含むあらゆる種類の宝くじを促進・提供・アクセス可能にする製品またはサービスの提供を阻止しなければならない」と記されています。
また、ブラジルの規制当局がECA Digitalに準拠することができていないとしたアプリのリストには、ブラジルを含む一部の国で人気を集めているスロットスタイルの賭博アプリ「Fortune Tiger」(ポルトガル語ではjogo do Tigrinho)の代替アプリが含まれていたそうです。

なお、Appleは世界各地で法制化が進められている年齢確認法に対応するための年齢確認ツールを展開しています。
Appleは子どもを守る法律に対応するため年齢確認ツールのアップデートや年齢によるダウンロードのブロックを展開している - GIGAZINE

AppleはFolha de S.Pauloおよび9to5Macのコメントに対する返答を拒否していますが、GoogleはFolha de S.Pauloに対して「開発者に対してECA Digitalを順守するよう改めて伝えた」とコメント。さらに、Androidアプリ開発者はInternational Age Rating Coalition(IARC)が提供するシステムを通じてGoogle Playにおける年齢レーティングを設定しており、ブラジルの法律に準拠したものであると言及しました。
