“崩壊寸前”れいわ新選組の臨時総会実況中継 「電波が悪い」とZoom画像を切った山本太郎代表 「海外逃亡」を勘繰る声も
「結党以来最大のピンチを迎えているというのに、山本代表は党の仲間に画面上の姿すら見せようとしなかった」。こう語るのは、れいわ新選組の地方議員である。4月9日に開催されたれいわの臨時総会は怒号が飛び交う大荒れの展開。だが、雲隠れ中の山本太郎代表はついにZoom画面からも姿を消し、“天の声”だけの登場だった。(全3回の第1回)
【音声公開】「火炎瓶闘争を支持します」。れいわの地方議員たちを唖然とさせた大石晃子氏の「過激左翼発言」生音声
“大戦犯”の大石晃子共同代表を続投
党内闘争の発端は、総選挙直前、病気を理由に参院議員を辞職した山本代表が、大石晃子共同代表を“2代目”として後継指名したことだった。

そのまま選挙戦に突入すると、大石氏は党の顔として報道番組や党首討論に出演。だが、制限時間を守らず、口汚く与党批判を喚き散らすばかりで、世間の大顰蹙を買ったことは周知の通りである。
結果、党は220万票を失い、おこぼれの1議席しか獲得できない大惨敗を喫した。にもかかわらず、執行部は2月16日に開かれた1回目の臨時総会で大石氏の続投を発表。納得できない地方議員たちからは「なぜ“戦犯”を続投させるのか」との批判が噴出した。
しかし執行部は、その声に耳を傾けようとはしなかった。
「山本代表は反対意見を述べた地方議員に『だったら代案を今すぐ出せ』とパワハラさながらに詰め寄って黙らせた。大石氏も『批判と悪口が原因で票を減らした』と指摘した女性議員に対し、『私の代わりにテレビに出られる?』と小馬鹿にするような言葉を浴びせた」(前出・地方議員)
30人以上の地方議員が「山本・大石独裁体制を放置していたら党の行く末はない」と団結
地方議員らの予想以上の反発に危機感を強めた執行部は、3月6日に2回目の臨時総会を開催。しかし、そこでも大石氏の姿勢は変わらなかった。一向に敗戦の責任を認めなかったばかりか、フランスで起きた「火炎瓶闘争」を支持すると演説。反執行部の地方議員たちは「いつからこの党は過激左翼に変質したのか」とさらに反発を強めた。
そこへ新たな火種として加わったのが、3月中旬から始まった新潮社の報道だった。所属国会議員の秘書給与を党が組織的に詐取していた疑惑に始まり、山本氏の「オービススピード違反問題」、告発した元党職員への「公益通報潰し文書」、大石氏の夫である大阪府職員が「大石事務所秘書」の“偽名名刺”を用いながら、こっそり党の政策立案に関与していた問題――。
疑惑のオンパレードに、30人を超える地方議員が「これ以上、山本・大石独裁体制を放置していたら党の行く末はない」と団結。再度の臨時総会開催を要請する事態に発展したのである。
そして開かれた3回目の臨時総会。山本代表が「音声のみ」で参加したことに、地方議員たちは愕然とした。
謎の言い訳で「顔すら見せず」
「ほとんどの執行部役員が会場に来てリアル参加しているのに、毎回山本代表だけはZoom参加。しかも今回は5分以上も遅刻したうえ、『電波が悪くて画像は出せない』という謎の言い訳をして、冒頭から画像をオフにしたのです。遠方の地方議員はやむなく30人ほどがZoom参加でしたが、顔を出さなかったのは山本代表だけ。あまりに不自然だったため、『海外でサーフィンバカンス中なのではないか』『ラフな服装やこんがり焼けた肌を見られたくなかったのではないか』と勘繰る声まで出ました」(同)
トップがこの体たらくでは、党内融和などできるはずもない。会の冒頭では、6人しか残っていない国会議員の一人、大島九州男参院議員からいきなり執行部批判が展開される事態となった。
「テレビってのは一般の人が見るからね。そういう一般の人が見るときに何をやるかっていうのは考えて選挙戦略を立てないといけない」(大島氏)
「やはり山本太郎代表がこのれいわを立ち挙げた時の原点に戻らなきゃいけない。これでも我々は政治家だから。活動家じゃないから」(同)
「ルールは守る。だから、3分と言われりゃ3分で話を終える。一般の人が見てそうだよね、って思うような基本的なことができなければ、いくら良いこと言っても誰も理解をしてくれないし、そういう政党を国民は支持しないんです。その結果が出た以上、そこをしっかり受け止めて改革すべき」(同)
大石氏の反論
名指しこそしなかったが、明らかに大石氏へ向けた批判であり、大石氏を信任している山本氏への“反旗”でもある。これに対して大石氏はこう反論した。
「前回の総会でもありましたように、確かに『大石がテレビで批判ばかりしていた』とか『時間を守らなかった』という形での炎上はしておりますが、批判ばかりだというのは事実に当たりませんし、大島さんも、ぜひ、これはこういう表現であるべきだったと言っていただけないと次に進めないのかなと思います」(大石氏)
「『時間以内にやるべきだ』。これは論評としてそうだなと思います。だから、賛否は分かれると思います。ただ、時間を私があえて大幅に越したものはテレビではありません。山本太郎の原点に戻るべきだとおっしゃいましたが、山本太郎自体は国会の中でフィリバスターをやりましたね。その原点と私が時間を過ごしすぎたインターネットでの討論番組ですが、出過ぎたことは、あの原点から外れることなのでしょうか。私は外れないと思いました。以上です」
だが大島氏の批判はまだ序の口だった。この後、会場は怒号が飛び交う修羅場になっていくのである。
第2回【「なぜ太郎さんは病気で議員を辞めたのに党の代表にだけは居座るの?」れいわ臨時総会でとうとう飛び出た「山本太郎への反旗」に大石晃子共同代表が泣いた】では、紛糾する臨時総会の続きを詳報。デイリー新潮HPでは大石氏の「過激発言」が飛び出した2回目の臨時総会の音声を公開している。
デイリー新潮編集部
