西谷誠(9日撮影)

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 JRAの西谷誠騎手(栗東・中内田)が今月30日付で現役を引退することが分かった。既に引退届も提出済み。引退後は栗東・四位厩舎で調教助手となる。

 同騎手は18日の中山グランドジャンプでレッドファーロ(牡7歳)に騎乗する予定だったが、14日に歩様に違和感が生じたため、回避することが決定。同馬が所属する東京サラブレッドクラブのホームページで発表された。今年1月11日に史上5人目、現役ではただ1人のJRA障害通算200勝の大記録をともに打ち立てた同馬への熱い思いを記し、今月限りでの現役引退を発表した。

 同騎手は本紙の取材に「乗り数が減ってモチベーションの維持が難しくなりました。体調管理やフィジカル面できつくなり、騎手を続けることが難しいなと感じ、周りに相談したところ、ありがたいことに四位さんが声をかけてくれました。JRAから打診はあったのですが、引退式はしません。そういう場は好きじゃないので。デビューした時は減量がしんどくてジョッキーを続けるのは無理だなと思いました。でも、瀬戸口先生が障害の道を開いてくれて、多くの関係者に素晴らしい馬を用意してもらいました。よく49歳まで続けられたなと思います。もっと勝てたと思うけど、悔いはないです。グランドナショナルに乗りたかったな、と思うぐらいかな。ケガがなければずっと続けたいと思うぐらい、ジョッキーは素晴らしい仕事です。ケガも骨折も多かったけど、無事に引退できて良かったです。支えてくれた多くの人たちに感謝します」とコメントした。