バレンタインに食べたい、あげたいシュークリーム3選 見た目も可愛らしい!
香ばしいシュー生地ととろけるカスタードクリームがたっぷり詰まったシンプルながら、奥深いスイーツがシュークリームです。みんなが大好きなシュークリームをこれまで3000個以上、年間で200個以上食べる筋金入りのマニア、シュークリーマン飯塚のおすすめの逸品を紹介する連載「シュークリーマン飯塚のシュークリームハント」。2026年第一弾となる今回は、今こそ味わいたい「至高のチョコレート系シュークリーム」を3店舗厳選しました。 もうすぐバレンタイン。自分へのご褒美にも、大切な人と過ごすひと時にもぴったりな、至高のラインナップをご紹介します。
カカオの彫刻を食す、至福のシュークリーム『RAU Patisserie & Chocolate』@京都
阪急京都本線「京都河原町駅」4番出口または5番出口から徒歩約2分、京都高島屋S.C.の南側に隣接する「GOOD NATURE STATION」の中にあるパティスリー。
シェフパティシエの松下 裕介さんは「お菓子をデザインする」という感覚が非常に強く、単に甘いものを作るのではなく、見た瞬間に驚きを与え、食べた瞬間にその風景が浮かぶような「体験」を設計しています。
ショコラティエの高木 幸世さんは「色」に対する感性が鋭く、植物や風景から抽出した色彩をチョコレートで表現することを得意としています。
まるでアーティストの2人が作るお菓子を楽しめるお店になっています。

『RAU Patisserie & Chocolate』並んでいるのは全てお菓子なのです。食べられちゃうのです
「気高く美しい、上品で可愛らしい」という意味を持つ古語「良良し(らうらうし)」から名づけられた店名のもと、「情景を、形状に。」をコンセプトに生み出されるデザートたち。どれも美術品なのか!?と見まがうばかりの美しい形のスイーツばかり…その中に並ぶシュークリームを頂いてきました。
「カカオシュー」(990円)

『RAU Patisserie & Chocolate』「カカオシュー」(990円)
まず、色鮮やかでゴツゴツとした見た目のインパクトに驚かされますよね。
カカオの実を質感までリアルに表現したシュー生地は、本物なのでは?と錯覚してしまうくらいにカカオの実そのもの。天然色素で色をつけて表現しているそうです。あまりにリアルでしばらく眺めてしまいました。
その生地の食感はパフのような軽くさっくりしたもので、普段よく口にするシュー生地とは少し異なり繊細で心地よい食感と口溶けでした。

『RAU Patisserie & Chocolate』「カカオシュー」(990円)
そして中身は自社でカカオ豆から作り上げるビーントゥバーのチョコレートを贅沢に使用した濃厚クリームがたっぷりと詰まっています。カカオ本来のフルーティーな酸味と深いコクがダイレクトに感じられる、至福の味わいでした。
このほのかな酸味は、カカオが持つ本来の性質に加え、収穫後の「発酵」という重要なプロセスから生まれるもの。カカオの実の中にある種子(カカオ豆)を発酵させることで糖やアミノ酸が生成され、その後、工房で丁寧にローストされる際に初めて、あの芳醇な香りが花開くのだそうです。
豆選びから一貫して手がける「ビーントゥバー」ならではの純度の高いチョコレート体験、皆さんもぜひ味わってみてください!
店名:『RAU patisserie & chocolate』
住所:京都府京都市下京区河原町通四条下ル二丁目稲荷町1−318−6 3F
定休日:施設に準ずる
営業時間:11時〜19時(L.O.18時30分)
イートイン:可
アクセス:阪急京都本線京都河原町駅から徒歩約2分
NYの熱気と重厚感を味わう、パワフルなシュークリーム『ChikaLicious NY amarige』@神楽坂
東京メトロ 有楽町線・南北線「飯田橋駅」(B3出口)から徒歩約5分、神楽坂らしい情緒ある「本多横丁」の入り口近くにお店はあります。

『ChikaLicious NY amarige』
ニューヨークでアシェットデセール(皿盛りデザート)とお酒の組合せを楽しむ「デザートバー」というジャンルを初めて開拓した日本人女性シェフ「チカ・ティルマン」がオープンさせたお店の唯一の日本国内店です。
NYチーズケーキ、ブラウニーの他、多種多彩のスイーツ、アメリカの伝統スイーツであるコブラーをいただけるお店です。今回はNY名物にもなっているシュークリームを頂きました。
「ブラウニーシュー」(560円)※伺った当時の金額になっています

『ChikaLicious NY amarige』「ブラウニーシュー」(560円)
驚くのはそのボリューム。かなり大きめです。
生地はザクザクとした力強い食感のパイ生地タイプ、中身はまるでブラウニーのような濃厚なチョコクリームがずっしり!NY本店のレシピが忠実に再現されています。
「海外のレシピ」と聞くと甘すぎるイメージを持つかもしれませんが、こちらはカカオの風味が際立つ程よい甘さ。
注文を受けてからクリームを詰めてもらえるので、生地の香ばしい食感も存分に楽しめて、最後まで飽きることなく、ペロリと食べられてしまいます。

『ChikaLicious NY amarige』「ブラウニーシュー」(560円)のほかに「ブルックリンシュー」もある ※伺った当時の金額になっています
お店では、王道のカスタードが詰まった「ブルックリンシュー」も販売されています。お腹に余裕があれば、ぜひ2種類の食べ比べも楽しんでみてください。
神楽坂で、束の間のニューヨーカー気分を味わってみませんか?
店名:『チカリシャス ニューヨーク アマリージュ(ChikaLicious NY amarige)』
住所:東京都新宿区神楽坂3-2 YSビル
定休日:なし
営業時間:11時〜22時
アクセス:地下鉄有楽町線・南北線飯田橋駅から徒歩約5分
一皿の芸術、温度差を楽しむ至高のシュークリーム『Regalez-Vous』@鎌倉
JR鎌倉駅 西口(江ノ電側)から徒歩約2分。御成通りの入り口近くに佇むのが、フランス仕込みのアシェットデセール(皿盛りデザート)専門店『Regalez-Vous(レガレヴ)』です。
シェフの佐藤亮太郎さんは東京の老舗「アドリア洋菓子店」の3代目として生まれ、23歳で渡仏。ミシュラン三ツ星レストラン「ギイ・サヴォワ」などでシェフパティシエを歴任された、まさに”巨匠”と呼ぶにふさわしい経歴を持っている方です。

『Regalez-Vous(レガレヴ)』
店名の『Regalez- Vous(レガレヴ)』は、フランス語で「どうぞ心ゆくまで味わい、楽しんでください」という意味だそう。「目の前で作る、出来立てのデザート」をコンセプトにしたお店です。
こちらで頂いたのは、佐藤亮太郎シェフが振る舞うプロフィットロール(プチシューに温かいチョコソースをかけて食べるスイーツ)の概念を覆す一皿。
「プロフィットロール」(3000円)

「プロフィットロール」(3000円)プロフィットロールとはフランス発祥のお菓子で、「小さな贈り物」「小さな喜び」を意味します
フランスにおけるプロフィットロールは、言わば「国民的な大衆デザート」ですが、レガレヴのそれは佐藤シェフが、現代の洗練された「アシェットデセール」へと昇華させた贅沢な一皿となっています。

『Regalez-Vous(レガレヴ)』「プロフィットロール」(3000円)
使用されているパーツひとつひとつにも、シェフのこだわりが凝縮されています。 フランス産小麦のパータ・シュー(生地)に、マダガスカル産バニラを贅沢に使ったアイス。さらに、フランス・ヴァローナ社の希少なショコラ「イランカ」のソース、カカオニブ、ペカンナッツ、ゲランドの塩、ココアのクロッカン……。伝統を重んじつつも、現代の味覚に合わせて見事に表現されています。

『Regalez-Vous(レガレヴ)』「プロフィットロール」(3000円) 中からアイスがとろりと出てくる
このデザートは、テーブルに運ばれてきた時点ではまだ未完成。 目の前で熱々の濃厚ショコラソースがたっぷりとかけられ、仕上げにクロッカンが散らされます。とろける温かなソースと、ひんやり冷たいアイスが口の中で溶け合う瞬間は、まさに至福のひと時です。
「シュークリーム」という枠組みを超えた、最高の一皿。
なんと、お取り寄せも可能なので、自分へのご褒美や大切な方とのバレンタインに、今年は少し贅沢な体験を贈ってみませんか?
店名:『レガレヴ(Regalez Vous)』
住所:神奈川県鎌倉市御成町10−4
定休日:不定休
営業時間:8時30分〜18時 (L.O 17時30分)
アクセス:JR横須賀線ほか鎌倉駅から徒歩約2分
※営業時間、料金、季節のメニューなどは取材時のものです。最新の情報はお店にお問い合わせください。

シュークリーマン飯塚
文・写真/シュークリーマン飯塚
仕事を頑張る自分へのご褒美であるシュークリームに魅せられたサラリーマン。
「シュークリーマン飯塚」を名乗り、コンビニから専門店まで、美味しいシュークリームを探し求めて、今までに3000個、年間200個以上食べる(自称)日本一のシュークリームマニア。
Instagram:https://www.instagram.com/daibobiad_chou
