全体練習後には左肩の状態を確認していた浜野。(C)SOCCER DIGEST

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 オーストラリア&ニュージーランド共催の女子ワールドカップを戦うなでしこジャパンは、グループステージで3連勝し、C組で1位通過を決めた。

 ザンビア戦(5−0)、コスタリカ戦(2−0)、スペイン戦(4−0)の3試合では先発メンバーを毎回変更。多くの選手が出場機会を掴んだ。

 そんななかで唯一フィールドプレーヤーで出番がなかったのが、浜野まいかだ。

 日本が準優勝した昨年のU-20女子ワールドカップでは大会MVPに輝くなど、今大会でもブレイクが期待されるファンタジスタ。しかし、現地入り後の18日の練習で左肩を痛め、別メニュー調整が続いていた。

 19歳FWは8月1日から全体練習に合流し、同2日にはミニゲームも行なうなど、コンディションを上げてきている。

「これからが本番という時に、負傷してしまって...。難しい時もあったけど、チームの世界一に貢献できたら。たぶん(試合に)出るとすれば途中から。流れを変えないといけないと思う。まずは、代わった時点でみんなと同じプレーをしていたら流れは変えられない。自分のプレーを出していきたい」
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 また、大会期間中の過ごし方では、いろんな選手のプレー動画を見て、イメージトレーニングにも余念がない。

「自分のプレーはよく見ていました。そのほかは、プレミアリーグのゴール集とかです。特に昔の人をよく見ていて、ロッベンとかファン・ペルシとかが好き。自分はテクニックのあるほうじゃない。だから、泥臭くても、とにかくシュートを打っちゃえみたいな」。そんなゴールゲッターとしての本能を研ぎ澄ましたという。

 浜野は、セレッソ大阪堺レディースのアカデミーで育ち、トップチームへ昇格。INAC神戸レオネッサを経て、昨年末に海外移籍を果たす。イングランドのチェルシーが保有権を持つが、現在はレンタル先のスウェーデンのハンマルビーIFでプレーする。

「身長も伸びた?」というメディアの問いかけには、「そうなんですよ。周りが大きな人ばかりだから、つられて伸びたと思います(笑)」とジョークを飛ばす。

 心身ともにひと回り大きくなった浜野の登場シーンはあるか? ノックアウトステージに進んだ日本は、8月5日にノルウェーと対戦する。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト特派)