4日(金・現地時間)にカナダ・オンタリオ州カジノ・ラマで開催されたベラトールFC「Bellator67」。そのメインイベントでは、BFC王者マイケル・チャンドラーと郷野聡寛が対戦した。

「世界にショックを与えるために米国にやってきた」と、煽り映像で語った郷野は、コールに深々と頭を下げたが、ブーイングは起こらない。試合が始まると様子見の郷野に、チャンドラーが軽く右ボディ、左ボディを放っていく。郷野はインサイド左ローを繰り出し、フェイントでヒザを見せる。

スイッチをした郷野にチャンドラーが左から右を振るいながら前に出る。郷野はケージに詰まって棒立ちになり、そのままケージにそって移動したところで、チャンドラーの右ストレートを受けてダウン。ガードも取れず、顔を守るだけの郷野にチャンドラーがパウンドを連打すると、レフェリーが試合をストップした。

2週間前のエディ・アルバレス×青木真也に続き、非UFCトップファイターに成す術なく敗れた郷野。チャンドラーは息を乱すこともなく、「凄く練習した。ジムでやれることをやってきたんだ。トーナメントでは最高のファイターが勝ち上がるだろうし、ケージの外で僕ができることはない」と語った。

日本のMMA界がファイターを強くする興行形態を選択しなければ……と、焦燥感に駆られるライト級国内トップとベテラン・ファイターの2大会連続、ベラトールFCメインでの完全敗北劇だった。
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