栃木強盗殺人、事件後に出国した男が現場指示役に被害者宅情報を送信か…事件前には神奈川県内のホームセンターでバール購入
栃木県上三川(かみのかわ)町で親子3人が死傷した事件で、数日後に出国した40歳代の男が、現場指示役に通信アプリで被害者宅の情報を送信していた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。
男はバールも購入しており、警察当局は事件を計画した人物とみている。
県警は26日、この男について強盗殺人容疑で逮捕状を取った。中国を経由して東南アジアに逃亡した可能性があり、警察は海外当局とも連携して捜査を進める方針だ。
事件は5月14日朝、上三川町の民家で発生。金品が物色され、住人の富山英子さん(69)が胸を刺されるなどして殺害されたほか、家族2人も頭を殴られるなどして負傷した。
富山さんには殴られたり刺されたりした傷が計20か所以上あり、県警は現場から凶器とみられる刃物1本とバールを押収している。
これまでに実行役として男子高校生4人と、現場指示役とされる横浜市の夫婦が同容疑で逮捕され、警察は押収したスマートフォンの解析を進めていた。
その結果、秘匿性の高い通信アプリで指示を出していた男が浮上。男は被害者宅の情報を現場の指示役に送信していた疑いもあるほか、事件前に神奈川県内のホームセンターでバールを購入していたという。
警察当局は「匿名・流動型犯罪グループ(匿流(トクリュウ))」による事件とみて、匿流捜査の経験が豊富な警視庁に情報を集約するなどして捜査を進めている。
