台湾高速鉄道 新型車両導入に向けた大規模設備投資進む
高鉄によると、日本で製造が進められているN700STは第1編成のうち、ビジネスクラスやバリアフリー対応の車両を含む5〜8両目が完成し、19日に日本車両から日立製作所へ出荷されたという。
N700STの導入に向け、高鉄では過去1年間に、動態試験や訓練、整備資材などに関する21件の契約を結んだ。整備工場や施設の新設・調整なども含めた総額は300億元(約1500億円)を超え、2007年の開業以来、最大規模の資本的支出になるとしている。
高鉄の史哲(してつ)董事長(会長)は、N700ST導入に伴う関連事業には、動態試験や訓練、地上設備調達、整備資材などの後方支援分野に加え、南部・高雄市の左営基地の検修庫の増設や燕巣工場の拡張、指令所の全面改修工事、技術支援なども含まれると説明した。
高鉄は新しい整備関連設備について、N700STだけでなく、現在運用されている700T型車両の整備も可能にするとし、必要な整備能力を高め、効率の最大化を目指すとしている。
また現行の燕巣工場でも空間配置の見直しなどを行っているとした上で、N700STと700T型の整備場を相互にバックアップ可能な体制にし、将来的には大規模整備にかかる時間を短縮し、運用の効率化を図るとしている。
(余暁涵/編集:齊藤啓介)
