“水俣病患者は恵まれている” 環境省職員の不適切発言「なかった」 石原大臣が会見で報告 団体内では主張に食い違いも 熊本
環境省の職員が水俣病の被害者団体との交渉の中で、「水俣病患者は恵まれている」と発言したと指摘されている問題について、石原宏高環境大臣は、確認した結果「発言はなかった」と報告を受けたことを明らかにしました。
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問題の発端は何?
この問題は、5月1日に水俣病の被害者団体などと石原環境大臣が懇談した際に、団体側が「事前の交渉で環境省の職員が『水俣病患者は恵まれている』などと発言した」と指摘したものです。
水俣病患者連合 永野三智事務局長「環境省の職員から『他の公害病患者と比べても水俣病患者は恵まれている』『財務省とは阿吽の呼吸でやっており、根拠を問い返されたら、今の制度が見直されて悪くなるかもしれない』との発言を受けました」
これに対し石原大臣は、事実であれば謝りたいとした上で、事実確認を進める意向を示していました。
大臣「発言はなかった」
12日、石原大臣は閣議後の会見で「職員の発言はなかった」と報告を受けたことを明らかにしました。
石原宏高 環境大臣「事務方に確認をさせました。環境省職員からは『不適切な発言がなかった』と報告を受けているところであります。被害地域の医療福祉の充実や再生・融和・振興を進めるために引き続き丁寧に対応して参りたい」
団体内でも主張に食い違い
この問題をめぐっては、これまでに、発言を指摘した同じ団体から「発言があったとは認識していない」という声明も出されていて、団体内でも発言の有無について主張が分かれています。
