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【漫画】本編を読む

「悪気はないけど、絶望的に気が利かない」「家事は手伝うものだと思っている」。そんな“天然モラハラ”な夫に限界を迎えた妻が、知略を尽くして夫を改造していく――。ブログやSNSで大きな反響を呼んでいるのが、ミロチ(@mirochi8989)さんの創作漫画『天モラ旦那を再教育します』だ。

主婦の切実な視点と、友人家族のリアルなエピソードを織り交ぜた本作。なぜ「モラハラ」という重いテーマをギャグに昇華させたのか。作者のミロチさんに、キャラ造形の裏話や、現代の夫婦の在り方について話を聞いた。

■「ダメ旦那もギャグなら笑える」。主婦の“それじゃない感”を詰め込んだ創作秘話

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本作の誕生は、ミロチさんの「ギャグ漫画好き」というルーツにある。

モラハラ気味のダメな旦那さんも、ギャグにしたら面白くなるんじゃないか?と思ったのがきっかけです。普段の生活で感じる『それじゃない感』や、主婦として気になるポイントを詰め込みました。この漫画を読んで『一枚でもお皿を洗ってみようかな』と思う旦那さんが一人でもいたら嬉しいですが、まずは家事育児に奔走するママさんたちにクスッと笑ってほしくて描いています」

物語が進むにつれ、夫の達也は少しずつ家事に主体性を持つようになる。その成長は、読者にとっての「理想の光景」でもある。

■「夫婦のやり方は、私たちが決める」。義母の言葉を跳ね返す、現代のスタンス

作中、家事をする息子を見て義母が放つ「旦那様に家事をさせてるわね?」という一言。世代間の価値観のズレを象徴するシーンだが、ミロチさんの考えは明快だ。

「それも一つの時代の考え方かもしれませんが、『夫婦の形は自分たちで決めるもの』。今は家事を当たり前にこなす男性が増えていて、いい時代になったなと感じます。私の夫も家のことをよくやってくれるので助かっていますし、将来『家事は夫の仕事!』という時代が来るかもしれないので、息子には今からしっかり手伝ってもらっています(笑)」

■「修正不可能なクズ」にならない絶妙なライン。マイルドなモラハラへのこだわり

当初、達也のキャラクターはもっと強烈なモラハラ夫にする予定だったという。

「あまりに酷くしすぎると、憎めないどころか修正不可能な『ただの嫌な奴』になってしまいそうで……。読者がどこかで可愛げを感じられるよう、あえて“マイルドな天然モラハラ”に調整しました。その『絶妙なイラつき加減』が、今のキャラクターに繋がっています」

■「家庭から笑顔が消えたとき、カウントダウンは始まる」。世の夫たちへの警告

最後に、現在夫の言動に悩む読者や、無自覚な夫たちへ向けて、ミロチさんはユーモアを交えつつ鋭いメッセージを送る。

「お互いが笑えているうちはまだいいですが、靴下の穴がスルーされたり、お弁当が日の丸弁当に近づいたりしたら要注意。それは妻からの静かな絶縁宣言かもしれません(笑)。モラ夫さん、奥さんの笑顔が消える前に行動を改めてくださいね」

笑いのオブラートに包みながら、夫婦のパワーバランスと相互理解の大切さを説くミロチさんの作品。スカッとする展開の裏には、すべての家庭が「笑顔」でいられるためのヒントが隠されている。

取材協力:ミロチ(@mirochi8989)

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