40代は「口紅3本」あればいい。880円リップで試した、服の色別「似合う顔」の作り方
とはいえ、たくさん持つ必要もありません。必要なのは、たった3本。4万点近いコスメを試してきた美容ライターの遠藤幸子が、服パターン別に似合う顔の作り方を紹介します。
40代の唇は、輪郭がぼやけ、血色感も若い頃よりは失われがち。そこで軸にしたいのが、透け感のある赤リップです。マットすぎず、重たすぎない赤なら、顔が締まり、顔色もパッと明るくなります。
赤は派手、と普段敬遠している人も透け感のある赤なら、日常使いにもなじみます。まずはこの1本が土台です。
◆淡いピンクは、明度調整のために
次に欲しいのが、淡いピンク。とはいえ、肌から浮かないように白っぽくないものを選ぶのがポイント。単体で可愛い色というより、赤に重ねて明るさを足すための存在です。
淡いトップスの日、赤だけでは強いと感じるときに、上からふわっと淡いピンクをオン。すると、血色感は残しつつ、柔らかい印象に変わります。素顔がきれいに見えるような仕上がりになります。
◆ベージュは、強さ調整のために
3本目は、ベージュ。役割は強さの調整です。濃いトップスの日、赤を主役に塗ったあと、中央にほんのりベージュを重ねると強さがやわらぎます。きちんと感は残しながら、やりすぎない印象に整います。
ニュアンスカラーやベージュ系の服の日は、ベージュをメインカラーにして、赤をうっすら重ね塗りし。服と顔が自然につながり、落ち着いた大人のバランスが生まれます。
◆今回使用するリップ
今回使用するのは、ちふれ「ラスティング リップスティック」880円(税込)です。透け感のある赤は、「RD70 レッド系」、淡いピンクは、黄みよりの「PK41 ピンク系」、ベージュは、黄みが控えめの「BE12 ベージュ系」。
◆服パターン別・似合う顔の作り方
それでは、実際に服パターン別に似合う顔、リップメイクのやり方について紹介します。アイメークはベージュ系、チークは淡いコーラル系で、リップの色に関わらず同じメイクです。
(1)黒やネイビーなどの濃いトップス
赤を主役に。顔色を見ながら塗り重ねたり、ティッシュオフしたりして調整します。中央にベージュを少し塗るか、ネイビーなら中央に淡いピンクを重ねるのもおすすめです。少し外すことで、赤の強さがやわらいで、日常に溶け込みやすくなる効果も。
(2)白やくすみカラーなどのトップス
赤を薄く仕込んでから、淡いピンクを重ね塗りします。赤を先に仕込むことで顔がぼやけずに済みます。また、淡いピンク重ねることで親しみやすく、可愛らしい雰囲気を添えることができます。
(3)ベージュや柔らかい色の服
赤を薄く仕込んでから、ベージュをたっぷりめに重ねます。肌になじみつつ、顔色が悪く見えないオシャレ顔に。
赤はベースカラー。ピンクとベージュは調整カラー。1本のリップで仕上げようとせず、その日の顔色も加味して塗り重ねることで、服が変わってもリップ選びに迷わなくなります。
◆メイクの注意点
リップの塗り重ねは、スタンダードな方法を紹介しましたが、3色を重ね塗りする、コレ以外の色と組み合わせるのももちろんOKです。ただし、色が濁らないようにリップを塗ったら上下の唇を合わせてなじませ、軽くティッシュでおさえてから塗り重ねることが大切です。
◆なぜブラウンではなくベージュなのか
ベージュではなく、ブラウンを使う方法もあり、確かにブラウンはおしゃれに見えます。ただし深みのある色は、肌トーンによってはくすみを強調することもあって、上級者向き。
ベージュは調整役で、ブラウンは演出役。再現性の高いベージュから始めるのが、40代には現実的です。
◆リップは、本数より設計
リップはつい似た色を何本も買ってしまったり、惹かれて買ったものの似合わなかったりと失敗もありがち。今回ご紹介したようにその日の顔色や洋服に合わせていくつかのリップを塗り重ねることで、ベストな色に出会える可能性があります。
とはいえ、そこにたどり着くにはさまざまな経験も必要です。まずは、透け感のある赤、淡ピンク、ベージュ。この3本で服に合わせて似合う色を作ってみてはいかがでしょうか。
<文・写真/遠藤幸子>
【遠藤幸子】
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachikoendo_

